食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04000500301
タイトル 論文紹介:「シガテラ魚中毒と気候変動:米国全米中毒センターデータの分析、2001~2011年」
資料日付 2014年3月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives(online
,2014年3月11日)に掲載された論文「シガテラ魚中毒と気候変動:米国全米中毒センターデータの分析、2001~2011年(Ciguatera Fish Poisoning and Climate Change: Analysis of National Poison Center Data in the United States
, 2001-2011)、著者Daniel B. Gingold(Rollins School of Public Health
,USA)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:温暖な海面温度(SST)は、シガテラ魚食中毒(CFP)の発生とは正の関係がある。強い暴風雨が頻繁に起きれば、シガトキシンを有する生物の生息地がさらに増える。気候変動がCFP地域の範囲を拡大させているのに、CFP発生と特定の環境条件との間の関連性は不明であった。
 目的:月ごとのアメリカ本土におけるCFP発生とカリブ海における暴風雨の頻度との関連性を検証する。
方法:2001~2011年に全米中毒データシステム(NPDS)から、米国中毒管理センターへのCFP関連通報1102件を入手した。ポアソン回帰で時系列分析を実施し、月別のCFP通報とSST及び熱帯性暴風雨との関連をみた。
 結果:月別CFP通報と温暖なSST及び熱帯性暴風雨の頻度との間の関連性が判明した。非常に強い関連を有するSST変化は、現在の月のCFP通報と前年の8月の最高SSTとの結びつきを示していた。最も強く嵐との関連性を有するずれ期間は、18か月であった。来る世紀に気候変動でカリブ海のSSTが2.5~3.5℃高くなるというモデルでは、米国におけるCFP発生数が200~400%増加すると示された。
 結論:CFP発生のマーカーとしてCFP通報を用いた場合、気候変動とCFP発生との間に関連性が明らかになり、気候変動はCFPという負荷を増加させる可能性があると示唆している。これらの知見は、気候変動に対する疾病予測、監視、及び公衆衛生上の備えの必要性を示している。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL http://ehp.niehs.nih.gov/1307196/
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