食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03980270149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品源由来ホルムアルデヒドの外因性寄与と比較した内因性ホルムアルデヒドの総生成量について科学的報告を公表
資料日付 2014年2月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月18日、食品源由来ホルムアルデヒド(formaldehyde)の外因性寄与と比較した内因性ホルムアルデヒドの総生成量について科学的報告(2014年1月28日承認、11ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、申請者らから提出された申請書類に基づき、すべての動物種に用いる飼料に使用されるホルムアルデヒドの安全性及び有効性に関する科学的意見を出すよう要請を受けた。並行して、「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、内因性のホルムアルデヒド及び外因性代謝((アスパルテーム(aspartame)の代謝を含む))によるメタノール(methanol)に由来して生成されるホルムアルデヒドの安全性を評価した。これら2つの評価作業を補助する目的のため、(1)(訳注:ホルムアルデヒドの)生体内生成、(2)ホルムアルデヒドで処理した飼料に暴露した対象動物の由来食品、(3)外因性代謝(アスパルテーム等の食品添加物の代謝を含む)によるメタノールに由来して生成されるホルムアルデヒド、に起因するヒトにおけるホルムアルデヒドの経口経由の体内用量を評価するよう「科学委員会・新興リスクユニット」(SCERユニット)に支援が求められた。
2. ホルムアルデヒドの生体内における総生成量は、半減期を1~1.5分として、約0.61~0.91mg/kg体重/分及び878~1
,310mg/kg体重/日と推定された。ホルムアルデヒドの総生成量と食品源に由来するホルムアルデヒドのバックグラウンドのレベル(体重60~70kgの人で1.7~1.4mg/kg体重/日)を比較すると、ホルムアルデヒドで処理した飼料に暴露した対象動物に由来する動物製品(乳、食肉)の摂取に起因する外因性ホルムアルデヒドの相対的な寄与は、無視できるもの(0.001%未満)であった。
3. アスパルテーム由来のホルムアルデヒドの経口暴露には、(訳注:アスパルテームから)メタノールへの代謝及びホルムアルデヒドへのさらなる酸化作用が関与する。アスパルテームの現行の一日摂取許容量(ADI)である40mg/kg体重/日において、ホルムアルデヒド(訳注:の暴露量)は4mg/kg体重/日になり、ホルムアルデヒドの生体内における総生成量の0.3~0.4%にしか相当しない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3550.pdf
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