食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03980220149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品接触材料中に使用される有効成分のパラジウム金属と水素ガスの安全性評価の科学的意見書を公表
資料日付 2014年2月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月6日、食品接触材料中に使用される有効成分のパラジウム金属(触媒として)と水素ガスの安全性評価の科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、室温又はそれ以下の温度で食品包装中及び飲料の脱酸素剤としての使用を意図した、有効成分のパラジウム金属及び水素ガスの安全性評価を取り上げる。有効な製品は、キャップ内に置く又は容器の蓋に粘着したラベルで、気体を透過させるが液体は透過させないフィルム加工したパッドとして考案されている。パラジウム金属は、パッドのいくつかの層によって分離されているので、食品と直接接触することはない。
 パラジウム金属の標準食品模擬物質への明らかな移行は、定量限界値(LOQ)0.6μg/kgでは検出されなかった。パラジウムは非遺伝毒性及び2012年のEFSAのCEFパネルによる評価において、移行量が最大で50μg/kg食品という結果から得られた少ない暴露量を考慮すると、毒性学的懸念はないと見なされる。
 以前に導き出したこれら結論及び意図した条件の使用では移行が検出されないことに基づき、CEFパネルは、室温又はそれ以下の温度で食品包装中及び飲料の脱酸素剤として使用する場合、有効成分のパラジウム及び水素は安全性の懸念を引き起こさないと結論づけた。パラジウムは食品と直接接触しないようにすべきで、検出可能な量の移行を防ぐ液体を透過しない構造をした容器に包含されなければならない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.4/2014(2014.2.19)P7
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3558.htm
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