食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03970490295
タイトル 国際連合食糧農業機関(FAO)、中国南部で検出されたインフルエンザA(H7N9)ウイルスの国境を越えて広がるリスクについて注意喚起
資料日付 2014年2月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際連合食糧農業機関(FAO)は2月5日、中国南部で検出されたインフルエンザA(H7N9)ウイルスの国境を越えた感染リスクが増大しているとして注意喚起した。概要は以下のとおり。
 中国の広西チワン族自治区の生鳥市場の家きんに広がっているA(H7N9)ウイルスが中国に隣接する国々に徐々に広がるリスクはかなり増大し、ヒトの健康影響リスクを増大させている。
 鳥が感染しても症状が見られないこのウイルスは、中国の14地域、香港特別行政区及び台湾地域で家きんの生産及び販売に深刻な被害をもたらした。動物からヒトへの感染により、少なくとも290人の感染者が確認され、66人が死亡した。ヒトからヒトへの感染を示す証拠はないが、ヒトの感染症例の多くは生鳥市場での家きんへの接触に関係している。
 中国当局は感染の動向を追跡し、1月24日~28日に広西チワン族自治区の生鳥市場が感染源であると突きとめた。同自治区で初めてのヒトの感染が報告された場所であった。同自治区はベトナムと国境を接しており、同自治区に隣接する雲南省はミャンマー、ラオス人民共和国及びベトナムと国境を接している。
 これまでのところ、このウイルスがベトナム又は東南アジアの他の中国の隣接国で発生しているとの証拠はない。しかし、かつてのA(H5N1)ウイルスのように、A(H7N9)ウイルスも、国境を越えた流行が容易に可能であることが示されている。
 現時点で中国及び隣接する国々との間の国境を超えた家きんの動きを把握し、また、大流行した場合は経済的損失につながることを考慮すれば、A(H7N9)ウイルスは、感染した家きんにヒトが濃密に接触した場合は深刻な公衆衛生上のリスクをもたらす。最近の春節などのような祝い事の時期には特に懸念される。
 FAOのアジア太平洋地域代表兼事務所長の小沼廣幸は、「問題となっている地域で中国に隣接する国々は、緊急事態への備えを再検討し、A(H7N9)ウイルスの大流行に効果的に対応できるようにすることが重要である。直ちに検討されるべき重要な鍵は、実施中のサーベイランスの強化と、当該ウイルスにより動物衛生及びヒトの健康の双方の分野にもたらされる脅威への意識を高めるためのリスクコミュニケーション計画の強化である」と語った。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) 国際連合食糧農業機関(FAO)
URL http://www.fao.org/news/story/en/item/213574/icode/
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