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資料管理ID syu03970030301
タイトル 論文紹介:「魚類の摂食への助言の効果の評価:出生前、出生後及び幼児の難分解性有機汚染物質への暴露」
資料日付 2014年2月4日
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分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives(2014年2月)に掲載された論文「魚類の摂食への助言の効果の評価:出生前、出生後及び幼児の難分解性有機汚染物質への暴露(Evaluating the Effectiveness of Fish Consumption Advisories: Modeling Prenatal, Postnatal, and Childhood Exposures to Persistent Organic Pollutants)、著者M.J. Binnington(Department of Physical and Environmental Sciences, University of Toronto Scarborough, Canada)ら」の概要は以下のとおり。
背景:ヒトの難分解性有機汚染物質類(POPs)への暴露は、主に汚染した食品の摂食を介して起こるため、管理機関は懸念される食品、特に魚類、の安全な摂食量を説明した摂食の助言を公表している。
目的:今回の研究の目的は、乳児及び幼児のPOPsへの暴露を減らすことにおいて魚類の摂食の助言の効果を推定することである。
方法:出生前、出生後及び幼児の、仮定の定数及び化学物質の放出の現実的な時間変化で、母親への指針を順守する様々なシナリオで、ポリ塩化ビフェニル(PCB)の同族体のPCB-153の暴露の推定及び比較するために、時間変化機構モデル(time-variant mechanistic model)であるCoZMoMANを使用した。このシナリオでは、順守する期間の長さを1年間又は5年間、魚類の代替の程度を全部又は半分及び代替食品を汚染していない食品又は牛肉とした。また、指針の効果が、化学物質の分け方及び分解性に伴ってどのように変化するかを調べるために、様々な理論的な化学物質の暴露の減少の可能性を推定した。
結果:今回の結果は、現実的な助言順守の期間を仮定した場合、一時的な食事からの除外又は母親の魚類の摂食の削減が、ヒトで長期の排せつの半減期を有する化学物質が特に環境中への放出が減少している期間では、出生前及び出生後の暴露を減らすことにおいてほとんど効果がないことを示唆する。魚類から牛肉への代替えは、実際にあるグループの環境汚染物質への一層の暴露を結果としてもたらす可能性がある。一方、助言は、順守する期間の長さよりも短いヒトの排せつの半減期の汚染物質への暴露を減らすことで、非常に効果的である可能性がある。
結論:今回のモデルの推定は、魚類の摂食の助言が、ヒトで長期間の排せつの半減期を有する化学物質の出生前、出生後及び幼児の暴露を減らすことには効果的ではなさそうであることを示唆する。
 最後に、POPsの神経発達毒性に感受性の高い一般集団並びに妊婦及び授乳期の母親といった集団を対象にした魚類の摂食の助言について、ヒトでの排せつの半減期が1年以下の化学物質に焦点を絞った指針が勧められる。また、汚染物質の暴露の可能性を減らす代替食品に焦点を絞った、魚類の健康的な代替食品の具体的な提言を含んだ助言を提案する。
 ヒトで長期間の排せつの半減期を有する化学物質に大量に汚染した魚類について、人生の諸段階に基づく魚類の摂食の助言では、魚類の摂食の全面禁止が目標設定より好ましい可能性もある。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL http://ehp.niehs.nih.gov/1206380/