食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03960960307
タイトル スペイン食品安全栄養庁(AESAN)、生鮮食肉、食肉加工品及び食肉製品の殺菌を目的とする放射線の使用に関する報告書を公表
資料日付 2013年12月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スペイン食品安全栄養庁(AESAN)は12月23日、生鮮食肉、食肉加工品及び食肉製品の殺菌を目的とする放射線の使用に関するAESAN科学委員会の報告書を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州連合(EU)では、2つの指令が食品照射を規制している。EC指令1999/2/ECは照射処理、照射食品のラベル表示及び食品照射の認可条件に関する技術的及び一般的側面を規定しており、EC指令1999/3/ECはEU域内で放射線処理が認可される食品及び食品原料に関する認可品目一覧表(positive list)を示している。現在のところ、本一覧表には一つの食品品目(乾燥芳香性ハーブ、スパイス及び植物性調味料、最高許容吸収線量:10kGy)のみが収載されている。
2. スペインでは、放射線による食品の処理を規制する政令348/2001は動物由来製品への処理を認可しておらず、乾燥芳香性ハーブ、スパイス及び植物性調味料への処理のみを認可している。しかしながら、米国食品医薬品庁(FDA)及び欧州食品安全機関(EFSA)の公表した様々な意見書を考慮すると、食肉の照射処理は、食品の微生物学的基準に関する規則(EC)No. 2073/2005において考慮されていない、腐敗性及び病原性の微生物の菌数を低減する有効な手段であろうということが結論づけられる。
3. 毒性学的にあり得る事柄を考察した場合、規則で定められた範囲内で照射された食品は安全であり栄養的にも適切であると思われる。しかしながら、EU域内における照射食品の量及び品目の増加は、全ての集団において照射食品の一日摂取量が増加につながると予想される。そして、放射線分解生成物のより大量かつ広範囲の喫食による実際のリスクを求めるには現行の諸研究を精査する必要があると思われる。
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペイン食品安全栄養庁(AESAN)
情報源(報道) スペイン食品安全栄養庁(AESAN)
URL http://www.aesan.msc.es/AESAN/docs/docs/evaluacion_riesgos/comite_cientifico/IRRADIACION.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。