食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03960080307
タイトル スペイン食品安全栄養庁(AESAN)、かんきつ類及びとうがらし類の殺菌のための加工助剤並びにその洗浄水としての過酸化水素、酢酸及び過酢酸を含有する水溶液の使用に関する報告書を公表
資料日付 2013年12月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) スペイン食品安全栄養庁(AESAN)は12月23日、かんきつ類及びとうがらし類の殺菌のための加工助剤並びにその洗浄水としての過酸化水素、酢酸及び過酢酸を含有する水溶液の使用に関するAESAN科学委員会の報告書を公表した。概要は以下のとおり。
1. Potries(バレンシア州)のProductos Citrosol社は、かんきつ類及びとうがらし類の加工場搬入時の殺菌処理のための加工助剤並びに洗浄水としての過酸化水素(23%)、酢酸(10%)及び過酢酸(5%)を含有する水溶液の使用に関する安全性の評価を受けるための申請をした。申請された使用量は0.6%(かんきつ類及びとうがらし類に対して)、また、申請された加工助剤の全ての成分(有効成分及び安定剤)は認可されており又は食品中に存在するものであり、それらのいずれにも一日摂取許容量(ADI)は定められてない。
2. 本使用目的はかんきつ類及びとうがらし類の加工場搬入時に、処理の第一段階における汚染又は再汚染を最小限にするための殺菌である。洗浄水の殺菌は、適切な条件で洗浄水を保ち、水の消費量を低減する循環水システムによって果実及び野菜を連続して洗浄することを可能にする。
3. この種の製剤は様々な国際機関によって評価されており、食品と接触した有効成分は迅速に非毒性物質に分解され、過酢酸の分解の結果として残存する酢酸の量は安全上の懸念がないとみられる。また、過酸化水素は食品と接触して迅速に水と酸素に分解されると考えられている。さらに、これらの溶液の使用は果実及び野菜の栄養成分(ビタミンC及びβ-カロチン)に悪影響を及ぼさないと思われる。溶液で処理された食品中のたん白質及び脂質含量に関する悪影響も見られなかった。
4.当該申請者は処理液及び処理後に果実を洗浄水から、間接的に果実に残存する可能性のある残留物質の分析を行った。これらのデータを使用し、最悪のシナリオ及び国民喫食調査(Encuesta Nacional de Ingesta Dietetica:ENIDE)に従ったかんきつ類及びとうがらし類の摂取量を考慮して、加工助剤で処理された果物の摂取による推定一日摂取量を計算し、安全マージン(MOS)を推定することにより消費者の潜在的なリスクの評価が行われた。科学委員会は申請者の提出した情報及び申請した使用量及び条件において、当該加工助剤の評価された用量での使用は消費者の健康にリスクがないと結論づける。
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペイン食品安全栄養庁(AESAN)
情報源(報道) スペイン食品安全栄養庁(AESAN)
URL http://www.aesan.msc.es/AESAN/docs/docs/evaluacion_riesgos/comite_cientifico/CITROCIDE.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。