食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03950560470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、中国における鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスの疫学情報を更新
資料日付 2013年12月20日
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概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は12月20日、中国における鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスの疫学情報を更新した。
 2013年3月、中国政府は中国東部の患者から新たな再集合体である鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスを確認したことを発表した。その後、患者は増加し続け、12月19日までに147人の検査確認症例が発生している。詳細は浙江省(51人)、上海市(34人)、江蘇省(27人)、福建省(5人)、広東省(6人)、江西省(5人)、河南省(4人)、安徽省(4人)、湖南省(3人)、北京市(2人)、山東省(2人)、香港(2人)、河北省(1人)、台湾(1人)。
 10月以降、12人の新たな症例が報告された。既に感染が起きている2つの省(浙江省、広東省)で10人、香港で2人となっている。
 症例の大半が重症呼吸器疾患を発症している。47人が死亡した(死亡率32%)。平均年齢は60歳で、年齢幅は3歳から91歳である。147人中98人が男性で、5人が性別不明である。
 小さな感染集団がいくつか確認されたが、患者の大部分は散発例であり、明らかな疫学的な関連はみられない。感染集団内での偶発的なヒトからヒトへの感染は無視できないが、ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されていない。大部分の患者が重症である一方で、軽症者も少数確認されている。
 A(H7N9)感染者の多くが家きん類や市場の生きた鳥と接触していた。最も説得力のある根本的なシナリオは、中国東部の家きん類に人獣共通感染症の鳥インフルエンザが広まっているということである。患者の死亡率が32%であることや、世界中でヒトに流行する可能性がある遺伝子特性から、これはヒトにとって重大な脅威である。
 ECDCは鳥インフルエンザA(H7N9)に関する情報を監視し続けている。2013年5月のECDC緊急リスク評価書に記された評価は依然として有効である。
 中国で生活、就労する欧州連合(EU)市民は生体鳥市場を避けるよう強く助言する。中国で感染し、欧州へ疾病が輸入されるケースが起こる可能性は高い。公衆衛生当局は、当該疾病の輸入に備えるべきである。しかし、輸入症例が発生してもECDCの評価が変更されることはない。
 ECDCの見解は、もしウイルスが家きん類で持続されれば、人獣共通感染症及び汎発性ウイルスとして相当な長期間の脅威となることになろう。双方の事態に対しての備えが求められる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?List=8db7286c%2Dfe2d%2D476c%2D9133%2D18ff4cb1b568&ID=930&RootFolder=%2Fen%2Fpress%2Fnews%2FLists%2FNews&Source=http%3A%2F%2Fwww%2Eecdc%2Eeuropa%2Eeu%2Fen%2FPages%2Fhome%2Easpx&Web=86661a14%2Dfb61%2D43e0%2D9663%2D0d514841605d
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