食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03940370149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)、Salmonella Mikawasima感染者の異常な増加に関する科学報告書を公表
資料日付 2013年12月4日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月4日、欧州疾病予防管理センター(ECDC)との協働によるSalmonella Mikawasima感染者の異常な増加に関する科学報告書を公表した(11月29日発行、10ページ)。
 2013年9月以降、欧州連合(EU)の数か国においてS.Mikawasima感染者数が異常に増加していることが観察された。また欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)全体でも、2009年以降感染者数は徐々に増加している。
 疫学調査及び微生物学的調査からは、症例に関連性があるかどうかの結論は出なかった。S.Mikawasimaは稀な血清型であることから、数か国で同時に感染者が増加したのは、当該血清型の季節性もあるが、共通の暴露源の存在が示唆される。全ゲノム配列などのさらなる微生物学的調査によって、共通の感染源を裏付ける微生物学的証拠が提示されるであろう。疫学調査はさらに進められており、EU市民のリスクを評価するためのより多くの情報が得られることが期待されている。
 動物からのS. Mikawasima 分離株は、最近のヒト症例の増加の観点から評価すべきである。このことで共通の感染経路を特定する目的の検査に関する疫学的仮説を創出できるかもしれない。
 ECDCは、食品及び水媒介疾病並びに人獣共通感染症に関する感染症情報資料システム(EPIS-FWD)を通して現況を監視し、新たな情報が得られ次第、評価を更新する。
 EUにおいて、2013年9月から11月までに報告されたS.Mikawasima感染者は、英国75人、デンマーク11人、ドイツ9人、スウェーデン6人、フランス7人、スペイン9人の合計117人となっている。
 EU/EEAでは、2007~2012年の過去のデータによると、S.Mikawasima感染者数はピークの10月と11月で平均18人/月、最大でも54人/月であった。これまでにS.Mikawasimaによる集団感染事例は1件あり、1992年10月英国でのドネルケバブ(あぶり焼き肉の薄切り)が原因とみられるもので、9人の患者が発生している。また食品及び飼料緊急警報システム(RASFF)データベースには、2005年にインドからの冷凍イカの触腕からS.Mikawasimaが検出された旨の通知が出されたとある。
 当該科学報告書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/512e.pdf

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.25/2013(2013.12.11)P12~15
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/512e.htm
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