食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03940250149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中の残留農薬の累積リスク評価における異なる作用機序の関連性及びその適切な適用法に関する科学的意見書を公表
資料日付 2013年12月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月3日、食品中の残留農薬の累積リスク評価における異なる作用機序の関連性及びその適切な適用法に関する科学的意見書(2013年11月20日採択、40ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAは、食品中の残留農薬の累積リスク評価における異なる作用機序の関連性及びその適切な適用法に関する科学的意見書の作成を「植物保護製剤及びそれらの残留物に関する科学パネル」(PPRパネル)に依頼した。本意見書に先立ち、PPRパネルによる3件の意見書が出された。本意見書の目的は、(1)累積リスク評価における異なる作用機序(MoA)の関連性を評価すること、(2)異なるMoAで作用する化学物質を評価する既存の方法を評価すること、(3)検討すべき評価方法を特定することである。
2. PPRパネルは、異なる作用機序を持つ農薬の組合せの検討対象を、同じ臓器/器官系に対して共通の悪影響を引き起こす物質に限定した。PPRパネルは、科学文献に用量相加(dose addition)より独立作用(independent action)に基づく評価が、複合影響のより保守的な(訳注:より安全側に立った)予測を示す記載例や同時に独立作用に基づく評価が正確な予測をもたらすという記載例がないことに留意した。
3. 複合影響の評価概念として独立作用を用いるには、混合物の中で個別の物質の作用機序が厳密に独立していること(実際には、ほとんど満たせない条件)を立証する必要がある。PPRパネルは、独立作用に基づく累積リスク評価の方法が存在しないことにも留意した。
4. したがってPPRパネルは、農薬混合物が共通の有害なアウトカム(訳注:結果として起こりうる事象)を引き起こす場合には、異なる作用機序を持つ農薬混合物の評価にも、用量相加に基づく累積リスク評価方法を用いることを推奨する。実務としての残留基準値(MRL)の設定や化学物質混合物(chemical mixtures)のリスク評価に関する累積リスク評価を目的とした実用的かつ保守的な既定手法として、同じ臓器/器官系に対して共通の有害なアウトカムを引き起こす農薬を累積評価グループ(CAGs)及び用量相加の概念を用いて評価する複合影響グループに集めることが望ましい。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3472.pdf
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