食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03940200208
タイトル オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、申請A1075「食品添加物(乳化剤)としてのキラヤ抽出物」の認可報告書の安全性評価
資料日付 2013年12月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は12月5日、申請A1075「食品添加物(乳化剤)としてのキラヤ抽出物」による食品基準コートの変更を公表した。当該申請の認可報告書(2013年10月1日付け)の安全性評価は以下のとおり。
 キラヤ抽出物(Quillaia Extract (Quillaja Extract))は中国及び南アメリカ原産のシャボンノキ(キラヤ)の樹皮、幹及び枝から水性抽出によって得られる。当該抽出物は100以上のトリテルぺノイドサポニン類の混合物を含んでいる。サポニンは主に疎水性部分としてのキラヤ酸に種々のオリゴ糖が付いたものである。キラヤ抽出物はサポニンの両親媒性の性質のために乳化剤として機能する。
 キラヤ抽出物は、多くの国で食品添加物としての安全な使用歴がある。国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、何度かキラヤ抽出物の毒性学的ハザードを評価し、最近では2005年に、グループADI(一日摂取許容量)を0~1mgキラヤサポニン/kg体重と設定した。このグループADIは1型(未精製)又は使用される抽出物2型(強化サポニン)のいずれかの使用を可能にする純粋なキラヤサポニン量を規定した。JECFAによって検討された毒性学的研究及び、より最近発表された研究が今回のハザード評価において審査された。グループADIを0~1mgキラヤサポニン/ kg体重と設定した。
 当該申請書では、さまざまな種類の飲料に対し50 mgのキラヤサポニン/ kgの最大許容値(MPL)を要求した。ADIが全ての集団で超過しないことを確実にするために、その後、MPLをより低い30~40 mgのキラヤサポニン/ kgに設定した。キラヤ抽出物を含有することが許可された飲料の種類も減らした。飲料中の乳化剤としてキラヤ抽出物を使用した結果、キラヤサポニンの食事暴露の推定値は、子供を含むすべての集団において、ADIを超過しないことを示した。従って、要求された食品群にキラヤ抽出物を添加することによる公衆衛生及び安全性の懸念はなかった。
 食品技術評価は、キラヤ抽出物が提案した使用量で乳化剤としての規定された技術的機能を満たしたと結論付けた。
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)
URL http://www.foodstandards.gov.au/code/applications/Documents/A1075-Quillaja%20Extract-AR.pdf
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