食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03940110149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ジアセチルをβアミロイド誘発性神経毒性の増大と関連付けた科学論文の評価を公表
資料日付 2013年12月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月29日、ジアセチルをβアミロイド誘発性神経毒性の増大と関連付けた科学論文の評価を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは、委員会規則(EC)No178/2002の31条に従い、βアミロイド誘発性神経毒性の増大におけるジアセチル(FL-no 07.052)の作用の可能性についての最近の論文を評価し、それら追加のデータが、食品中の香料物質としてのジアセチルの使用における安全性の懸念であるかどうかを検証するよう、欧州委員会(EC)によって要請された。
 著者らは科学論文で、慢性的に吸入暴露している産業従事者は、ジアセチルの暴露に関連する神経症状を発症する可能性があると結論づけた。
 EFSAは、食品中の香料物質としてのジアセチルの使用のリスクの可能性に関連した、この科学論文を評価した。
 EFSAの評価は、著者らが使用した細胞毒性の分析及び細胞系は、食品中の香料物質としてのジアセチルの安全性評価にそのデータを外挿できない欠陥があると結論付けた。さらに、著者らは、職業暴露及び全身暴露の間のいかなる相関についても示していない。これらの検討事項に基づき、EFSAは、この科学論文の情報は、食品中のジアセチルの使用の安全性にとって、いかなる新しい科学的知見をも提示しないと結論づけた。
(訳注:今回、EFSAが評価した科学論文の題名、雑誌名及びURLは以下のとおり。
The Butter Flavorant
, Diacetyl
, Exacerbates β-Amyloid Cytotoxicity
, R Vinceら
Chemical Research in Toxicology
, Vol.25
,No.10
,pp 2083~2091
,2012年
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/tx3001016)

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.25/2013(2013.12.11)P8~9
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3474.htm
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