食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03940070314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、コーヒーメーカー及びエスプレッソマシンからの鉛の溶出に関するFAQを公表 |
資料日付 | 2013年12月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は12月4日、コーヒーメーカー及びエスプレッソマシンからの鉛の溶出に関するFAQを公表した。概要は以下のとおり。 Q:BfRは、エスプレッソマシンからの鉛の溶出をどのような経緯で承知したのか? A:リサーチプロジェクトの一環として、金属製材料及び食品に接触する材料からの金属の溶出及び食品への移行に関し、新品のコーヒーメーカー製品8台(フィルター付きエスプレッソマシン3台、コーヒーポッド3台及びカプセルマシン2台)で実験を行った。 Q:鉛の溶出が多かったのはどの種類の機械か? A:フィルター付きエスプレッソマシンに、高濃度での鉛の溶出が見られた。 Q:全てのフィルター付きエスプレッソマシンで鉛の溶出が見られたのか? A:コーヒーメーカー及びエスプレッソマシンの種類により鉛の溶出量には明らかな差異が見られた。フィルター付きエスプレッソマシンのうち1台は、コーヒーメーカー及びカプセルマシンと比べて、特に石灰分を除去した後に鉛の溶出が増大した。その他の検体では鉛の溶出はほとんど見られなかった。 Q:BfRは、実験に使用したコーヒーメーカー及びエスプレッソマシンの製品名を公表するのか? A:製品名もメーカー名も公表しない。また、実験回数が少ないことから、この実験データは、代表例ではない。 Q:BfRの消費者に対する助言は? A:フィルター付きエスプレッソマシンでは、石灰分を除去した後に鉛の溶出が増大する場合がある。それを低減するために、石灰分除去後によく洗浄することを助言する。また、メーカーも取扱い説明書で、毎日、エスプレッソ又はコーヒーを淹れる前には、コーヒーメーカーの操作開始前に水のみを使用して洗浄を行うよう推奨している。 Q:石灰分の除去工程を介して、コーヒーメーカーなどの金属製の部分からなぜ鉛が溶出するのか? A:酸を含む石灰除去剤の使用で、金属部分から鉛の溶出が生じると考えられる。 Q:エスプレッソマシンのどの金属部分から鉛が溶出するのか? A:BfRは承知していないが、機械本体内部及びはんだ接続部分からの溶出が考えられる。 Q:基準値はあるのか? A:欧州連合(EU)では、食品に接触する金属製の材料から金属の溶出に対する基準値はないが、欧州評議会は、鉛については飲料水中の鉛の基準に準ずるよう提言している。欧州評議会の決定では、食品に接触する金属及び合金に関しては、食品中の鉛溶出の基準値は10μg/kgである。 Q:コーヒーマシンからの金属の溶出に関する他の調査結果はあるのか? A:シュツットガルト化学獣医学研究所が、2007年及び2011年にコーヒーメーカー及びエスプレッソマシンからの鉛の溶出に関する調査を行った。2007年では、17台の検体中3台から、高濃度の鉛の溶出が見られた。2回目の調査が行われた2011年には品質の改善が見られ、鉛の溶出は見られなかった(検出限界値(LOD) 5μg/L実験水)。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/de/fragen_und_antworten_zur_freisetzung_von_blei_aus_kaffee__und_espressomaschinen-188539.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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