食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03930120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価93改訂1(FGE.93Rev1):香料グループ評価21改訂3で評価したチアゾール類、チオフェン、チアゾリン、チエニルの誘導体と構造的に関連するJECFAの第68回会議で評価された硫黄を含む複素環式化合物類の科学的意見書を公表
資料日付 2013年11月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月15日、香料グループ評価93改訂1(FGE.93Rev1):EFSA により香料グループ評価21改訂3(FGE.21Rev3)で評価したチアゾール類、チオフェン、チアゾリン、チエニルの誘導体と構造的に関連する国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)の第68回会議で評価された硫黄を含む複素環式化合物類の科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は2000年以来、JECFAにより評価された香料物質の評価の検討及び委員会規則(EC)No1565/2000)に従い、更なる評価が必要かどうかを決めることを要請された。
 今回の検討は、2007年のJECFAの第68回会議で評価された、5種類の硫黄を含む複素環式化合物類の香料物質(FL-no: 15.010
, 15.126
, 15.128
, 15.130及び15.131)の懸念に関してである。
 今回の改訂は、2-アセチル-2-チアゾリン(FL-no: 15.010)に関する追加の利用可能な遺伝毒性のためになされた。香料グループ評価93(FGE.93)の公表後、香料物質(FL-no: 15.127)は、欧州の業界において、もはや香料物質の用途として支持されていないため、CEFパネルは、これ以上検討しない。
 これらの香料物質は、構造活性相関、現在の用途からの摂取量、毒性学的懸念の閾値及び代謝と毒性に関する入手可能なデータに関する情報を統合する段階的な手法(評価手順)によって評価された。
 3-チアゾリンである、2種類の香料物質の5-エチル-4-メチル-2-(2-メチルプロピル)-チアゾリン(FL-no: 15.130)及び5-エチル-4-メチル-2-(2-ブチル)-チアゾリン(FL-no: 15.131)は、香料グループ評価21改訂1(FGE.21Rev1)でCEFパネルが遺伝毒性の懸念を公表し、その結果、十分な遺伝毒性のデータが利用可能になるまでは評価手順が適用できないとした別の2種類の3-チアゾリンと化学構造的に類似している。
 CEFパネルは、今回の香料グループ評価の5種類の香料物質のうち、残りの3種類の香料物質である2-アセチル-2-チアゾリン(FL-no: 15.010)、3-(メチルチオ)-メチルチオフェン(FL-no: 15.126)及び2-プロピオニル-2-チアゾリン(FL-no: 15.128)について、JECFAにより実施された評価手順の適用に同意し及びMSDI法(訳注:香料の年間生産量から摂取量を推定する手法)を基に「推定した食事摂取量において安全性の懸念はない」というJECFAの結論に同意する。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.24/2013(2013.11.27)P7
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3452.htm
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