食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03910430343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、フランシュ=コンテ地域圏におけるカンピロバクター広域集団感染を公表
資料日付 2013年10月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は10月11日、週刊疫学状況報告Point epidemio、ミディ・ピレネー地域圏版、2013年第41週号において、本年7月にフランシュ=コンテ地域圏で発生したカンピロバクター広域集団感染記事を掲載した。
 2013年7月3日~7日、フランシュ=コンテ地域圏の5つの異なる地方で、カンピロバクター集団感染の増加に関する届出が相次いで7件あった。ベルフォール・モンベリアール(Belfort-Montbeliard)病院センター(CHBM)の医師から、フランシュ=コンテでは年6月14日~22日の間に、地域社会由来のカンピロバクター症による下痢が流行し、入院患者も増加していることを確認したとの届出があった。フランスではこの時期が例年カンピロバクター症の夏季のピーク期に入る最初の時期に当たるという背景があるにしても、カンピロバクター散発感染の届出数がこのような数に上ることはない。これらの共通の感染源を特定するための当該5地方で調査が開始された。
 しかし、調査からは患者に共通する感染源を特定するに至らなかった。患者が地理的に広範囲にわたることから、水由来の感染源やある特定の飼養場由来とする仮説は否定された。食品が感染源である可能性に関して、今までの調査では、調査対象患者がさまざまな鶏肉加工食品を摂取したことが報告されている。国立リファレンス・ラボラトリー(CNR) がCampylobacter jejuni株を型別した結果、プロファイルが多様であることが明らかになり、疫学調査結果が裏付けられた。
 欧州食品安全機関(EFSA)の意見書によると、ヒトのカンピロバクター感染の大部分(50~80%)は、カンピロバクターに汚染された鶏肉によるとされている(1)。2008年に行われた欧州連合の調査では、フランスの鶏肉の76%(70~81%)がカンピロバクターに汚染されていると推定されており、欧州平均推定値の71%に近い数値である(2)。鶏肉の高いカンピロバクター汚染率に鑑み、ヒトの感染を避けるためには、鶏肉を完全に加熱し、台所での交差汚染を避けるような衛生的予防措置をとることが効果的であるとしている。
 EFSAの意見書は以下のURLから入手可能。
(1)http://www.efsa.europa.eu/fr/efsajournal/doc/1437.pdf
(2)http://www.efsa.europa.eu/fr/efsajournal/doc/1503.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/fr/content/download/77575/284335/version/131/file/pe_bfc_101013.pdf
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