食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03890990314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ライ麦パン及びライ麦小粉の麦角アルカロイド類の独自評価に関する意見書を公表
資料日付 2013年8月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は8月28日、ライ麦パン及びライ麦小粉の麦角アルカロイド類の独自評価に関する意見書を公表した(15ページ、2013年8月28日付けBfR意見書No 024/2013:2012年11月7日付けを更新)。概要は以下のとおり。
 当該意見書は、2013年6月17日のBfR専門家会議、「ライ麦粉及びライ麦パンの麦角アルカロイドの発生と生成要因及び評価」に基づく。
 ドイツでは、麦角アルカロイド類は特にライ麦で最も頻繁に存在する。これまでに50以上の異なる麦角アルカロイドが特定された。
 欧州食品安全機関(EFSA)は2012年に初めて、食品及び飼料中の麦角アルカロイド類に関する意見書を公表し、その中で耐容一日摂取量(TDI)0.6μg/kg体重/日及び急性参照用量(ARfD)1μg/kg体重/日(1日当たりの単回の最大摂取量)を導き出した。
 BfRは、連邦食糧農業消費者保護省(BMELV)に代わりEFSAの当該基準を評価した。その結果、麦角アルカロイド類について導かれたTDI 及びARfDのいずれも、リスク評価に用いる適切な基準とみなすことができると結論づけた。
 ある州のモニタリング当局から、ライ麦粉及びライ麦パンに含まれる麦角アルカロイド類をそれぞれ測定した結果4件がBfRに送られ、BfRはそれに基づき健康影響評価を行なった。ライ麦パンの検体2点では59μg又は589μg/kg、また、ライ麦粉検体2点では1
,000μg又は2
,300μg/kgの濃度の麦角アルカロイド類が含まれていた。 BfRは、現実的に考えられる最悪のシナリオに基づき、麦角アルカロイド類を59μg/kgの濃度で含むライ麦パンを一時的に摂取した場合に、懸念される影響はもたらされないと考える。
 麦角アルカロイド類を585(訳注:原文どおり)μg/kgの濃度で含むライ麦パン及び1
,000μg又は2
,300μg/kgの濃度で含むライ麦粉については、ライ麦パン又はライ麦パンを使った製品を、通常の量又は多量に単回摂取した場合に、2~5歳未満の幼児では健康影響が懸念される。
 現在、当該評価を精査するために、連邦州からのさらなるデータを収集中である。それ以外にも、現在の食品モニタリングの枠組の中で、連邦州の監督当局によりモニタリング用にさらなる検体の収集・分析が行われる。
 当該意見書には、ライ麦パン及びライ麦粉の麦角アルカロイド類のリスクプロファイルを記載してある。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/343/einzelfall-bewertung-von-ergotalkaloid-gehalten-in-roggenmehl-und-roggenbroten.pdf
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