食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03890020105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、コメ及びコメ加工品1 ,300検体中のヒ素に係るサンプリング結果を発表(1/2)
資料日付 2013年9月6日
分類1 -
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概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は9月6日、コメ及びコメ加工品約1
,300検体のヒ素に係るサンプリング結果を発表した。概要は以下のとおり。
 製品により大きなばらつきはあるものの、いずれのサンプルとも直ちに又は短期的に有害な影響を及ぼすようなヒ素濃度は検出されなかった。FDAは、過去20年以上にわたりコメのヒ素濃度を監視しているが、総ヒ素濃度に変化を示す証拠はない。
 多くの人々にとって、コメは生涯にわたり摂取し続ける食品であるため、FDAの次なるステップは、コメ及びコメ加工品中の微量ヒ素に対する長期暴露の検討にある。
1.コメ及びコメ加工品検体中の無機ヒ素量の分析結果(68ページ)
 約1
,300検体の内訳は、コメが約500検体及びコメ加工品が約800検体。
 コメ検体は、長粒種米、中粒種米、短粒種米、ジャスミン米、バスマティ米及び野生米等で、産地は、米国のカリフォルニア、アーカンソー、テキサス及びルイジアナ、タイ並びにインド産である。とう精歩合は、玄米から白米まで数段階ある。
 コメ加工品は、ビール、酒及びライスウォーターを含む飲料、シリアル、乳児用シリアル、クッキー、シリアルバー、パスタ、スナック等。
 定量した化学物質は、総ヒ素、無機ヒ素、有機ヒ素のモノメチルアルソン酸(MMA)及びジメチルアルシン酸(DMA)。
 コメでは、1食当たり乾燥重量で45gとして、1食当たりの無機ヒ素摂取量を算出。
 コメ加工品では、食品表示のCFR - Code of Federal Regulations Title 21で設定されている食品別の1回当たりの参照量(reference amount)で、1回当たりの無機ヒ素摂取量を算出。
以下のURLから入手可能。
http://www.fda.gov/downloads/Food/FoodborneIllnessContaminants/Metals/UCM352467.pdf
2.コメ及びコメ加工品中のヒ素
 2013年9月6日、FDAは、米国内のマーケットのコメ及びコメ加工品の摂食に関連するヒ素の摂取のリスクの可能性の把握及び対処するための主要な取り組みの一部として、新たにコメ及びコメ加工品の約1
,100検体の分析結果を公表した。
以下のURLから入手可能。
http://www.fda.gov/Food/FoodborneIllnessContaminants/Metals/ucm319870.htm
3.消費者向け:コメ中のヒ素の影響を詳しく調べる
 コメ中の平均無機ヒ素濃度は、1食当たり2.6から7.2μgで、インスタントライスが最も低く、玄米が最も高い。コメ加工品では平均無機ヒ素濃度は、1回当たり0.1から6.6μgで、乳児用調製粉乳が最も低く、ライスパスタが最も高い。
 次の段階として包括的なリスク評価を行う。コメ及びコメ加工品の摂食に関連した健康リスクの分析は、将来のFDAの措置の根拠となる。次の段階は、暴露量の推定、リスク分析並びに子供及び妊婦のような感受性の高い集団を含む消費者全体の安全性のために、どのようにすればリスクを最小化できるかを決めることである。
以下のURLから入手可能。
http://www.fda.gov/forconsumers/consumerupdates/ucm352569.htm
4.コメ及びコメ加工品中のヒ素の検査及び分析に関するFDAの声明
 コメ及びコメ加工品中で検出されたヒ素の量は、直ちに又は短期の有害な健康影響を引き起こす量よりはるかに少ない。
 FDAは、コメ中のヒ素の量について20年以上モニターしており、コメ中の総ヒ素量の変化の証拠は見当たらない。
 FDAの次の段階は、これらの新しいデータを使い、コメ及びコメ加工品中の微量のヒ素の長期の暴露を検討する。
 検体の総数は、米国内で販売されているコメ及びコメ加工品中の正確な平均濃度を測定するのに十分な数であるが、特定のブランドを評価するには十分な数ではない。さらに、いくつかの企業は、コメの産地が異なる又は産地を変えるので、その結果、同じブランドでも時期によってヒ素の量が異なる。結果として、FDAは、ブランド名を報告しても意味を持たないと決定した。
以下のURLから入手可能。
http://www.fda.gov/Food/FoodborneIllnessContaminants/Metals/ucm367263.htm
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm367510.htm
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