食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03870060305 |
タイトル | 欧州連合(EU)、冷凍用アルコール性カクテル類の安定剤としてスチグマステロール高含有の植物ステロール類の使用を認可し、当該植物ステロール類の規格を規定 |
資料日付 | 2013年7月31日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州連合(EU)は7月31日、冷凍用アルコール性カクテル類(ready-to-freeze alcoholic cocktails)の安定剤としてスチグマステロール高含有の植物ステロール類の使用を認可し、当該植物ステロール類の規格を規定するため、規則(EC) No 1333/2008の附属書II及び委員会規則(EU) No 231/2012の附属書を一部改正する委員会規則(EU) No 739/2013を官報で公表した。概要は以下のとおり。 1. 冷凍用アルコール性カクテル類の安定剤として、スチグマステロール高含有の植物ステロール類の使用の認可を求める申請書が2011年2月11日に提出され、EU加盟国にとって利用可能になった。 2. 一定範囲の冷凍用アルコール性カクテル類において氷を分散させ、その状態を維持する安定剤(氷核形成剤)として、スチグマステロール高含有の植物ステロール類を使用する技術的な必要性がある。このようなカクテル製品は、液状で消費者に購入され、半凍結飲料にするため家庭用の冷凍室内に置かれるように作られている。スチグマステロール高含有の植物ステロール類が氷核形成剤(安定剤)として当該カクテルに加えられると、確実に、当該カクテルが消費者の冷凍室内で氷結し、かつ、良好な半凍結飲料になる。スチグマステロール高含有の植物ステロール類を使用しないと、当該飲料の過冷却が起こる可能性があり、氷の形成が保証されず、不良製品になる。 3. 欧州食品安全機関(EFSA)は、冷凍用アルコール性カクテル類に食品添加物として使用された場合のスチグマステロール高含有の植物ステロール類の安全性を評価し、2012年5月14日に意見書(EFSA Journal 2012;10(5):2659)を出した。スチグマステロール高含有の植物ステロール類について利用可能な毒性学的データは、一日摂取許容量(ADI)を設定するには不十分であるとEFSAは考えた。しかし、EFSAは、利用可能なデータに基づき、スチグマステロール高含有の植物ステロール類の提案されている冷凍用アルコール性カクテル類の安定剤としての用途及び用量に安全性の懸念はないと結論づけた。 4. したがって、スチグマステロール高含有の植物ステロール類の冷凍用アルコール性カクテル類の安定剤としての使用を認可し、E番号としてE499をこの食品添加物に付与することは適当である。 5. スチグマステロール高含有の植物ステロール類の規格を、規則(EU) No 231/2012に収載することが望ましい。 以上の経緯及び観点から、規則(EC) No 1333/2008の附属書II及び規則(EU) No 231/2012の附属書が、委員会規則(EU) No 739/2013の附属書I及びIIにそれぞれに従い、一部改正されることになった。委員会規則(EU) No 739/2013は、官報掲載の20日後に発効する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州連合(EU) |
情報源(報道) | 欧州連合(EU) |
URL | http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2013:204:0035:0039:EN:PDF |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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