食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03850860208
タイトル オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、新興食品安全問題モニタリングニュースレター2013年6月号を公表
資料日付 2013年7月11日
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分類2 -
概要(記事)  オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は7月、新興食品安全問題モニタリングニュースレター2013年6月号を公表した。世界中に広く報道された食品安全に関する記事のニュースレターであるが、その内の豪州及びニュージーランドに関する記事の概要は以下のとおり。
1. 新興の科学
ブタの健康に影響を与えるGM飼料をめぐる議論
豪州及び米国の研究者による研究で、遺伝子組換え穀物の飼料を与えられたブタは、従来種由来の飼料を給餌されたブタよりも重度の胃腸炎をめだって発症していることが示されている。メルボルンのSwinburne工科大学のJock McLean名誉教授により、ブタの臓器摘出、観察や統計分析の方法論に欠陥があるとされている。FSANZは、ウェブサイト上で給餌研究に対する対応を公開している。
2.オーストラリア&ニュージーランドの問題
2.1. ニュージーランド第一次産業省(MPI)、放射線照射食品の表示に関するファクトシートを公表
 ニュージーランド第一次産業省(MPI)は、ニュージーランドにおける食品事業者のために放射線照射食品の表示に関する問題解決の参考のためにウエブサイト上でファクトシートを公表している。
2.2. ニュージーランド食品会社、リステリアによる死亡事故に責任
 ニュージーランドの食品会社Bay Cuisineは、昨年、リステリア症集団感染で一人の女性が死亡した罪に問われることになる
2.3. 食品規制担当大臣、包装正面の表示(FoPL)を検討
 食品規制担当大臣は、FoPLを検討している。公衆衛生及び消費者団体、産業界並びに政府の共同プロセスに続いて、豪州及びニュージーランド外相は、豪州の提案されたFoPLシステムについての勧告を検討している。食品規制閣僚は、当該システムがより健康的な食品の選択肢を消費者に与える助けとなる大きな可能性があることを指摘し、長期的には、FoPLが豪州の慢性疾患、過体重及び肥満の問題を軽減することに寄与する一連の取り組みの一つのツールであることを述べた。
2.4. 中国における乳児用調製乳の事例は、ニュージーランドの食品安全体制の検討を促した
 食品安全大臣は、中国へ輸出した乳幼児用調製乳についての相次ぐ懸念に対応して、検証、コンプライアンス及び検査体制などの改善のための全ての領域を確認するための規制制度の監査に着手することをMPIに求めた。MPIは、国際的な食品基準を定める団体であるコーデックス委員会及びFSANZに乳児用調製乳の最終製品基準を検討する作業を既に優先させている。
2.5. キャンベラのレストランに生卵に関する警告
 キャンベラ最大のサルモネラ属菌のアウトブレイク後の公聴会で、ACTの主任衛生担当者は、食品に生卵を使用するキャンベラのレストランは、 死を賭けたサイコロゲーム"であると述べた。
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)
URL http://www.foodstandards.gov.au/science/monitoring/Documents/June%202013.pdf
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