食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03850590475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、除草剤耐性遺伝子組換えワタGHB614の認可申請について意見書を公表
資料日付 2013年7月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は7月1日、欧州規則(EC)No.1829/2003に基づく、除草剤耐性遺伝子組換え(GM)ワタGHB614の栽培のための市場流通認可申請について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2013年4月9日付けで提出した意見書を公表した。
 ワタGHB614は、グリホサート耐性のあるトウモロコシの改変EPSPS(5-enolpyruvyl-3-phosphoshikimique acide synthetase)たん白質をコードする改変遺伝子(gene mute)発現カセットをゲノムに導入する遺伝子組換え行ったものである。葉緑体中に発現する改変EPSPSが発現することによって、幾つかの必須アミノ酸合成を維持することができ、したがって除草剤グリホサートを散布してもワタGHB614は生残できる。
 このワタは、2008年の市場流通認可申請時に、ANSESの前身のフランス食品衛生安全庁(AFSSA)のリスク評価を受けている。
 その評価書でAFSSAは「当該GMワタの種子をラットに投与した90日間亜慢性毒性試験が実施されていないので、当該ワタの安全性について判断できない」としていた。加えて、挿入部分両端の遺伝子配列を提出するよう要求していた。
 欧州食品安全機関(EFSA)は、GMワタGHB614の市場流通認可に肯定的意見書を出し、2008年以降、欧州連合(EU)域内での市場流通を認可されている。
 本申請書類(No.EFSA-ES-2012-104)は、当初の認可範囲を栽培まで拡大することを目的とするもので、栽培に関する評価はANSESの管掌外である。しかし、申請者はワタGHB614の衛生安全性に関する情報を更新し、特に2010年に実施した90日間亜慢性毒性試験報告について要件を全て揃えたとしている。
 本評価書は、新たなデータや更新されたデータを検討し、これらのデータが2008年のAFSSAの意見書の留保条件を解除するに足るものであるかを判断するものである。
 本申請書類には、挿入領域の両端部について数百の塩基対を追加したことが示されている。これらの配列の分析から、GHB614の副産物では消費者にリスクを引き起こすような要素は明らかにされなかった。
 ワタGHB614由来の搾りかすを焙煎した飼料を投与した亜慢性毒性試験がラットを使って実施された。この試験では、この飼料に関する毒性徴候を示すものは全くなかった。
 したがって、遺伝子組換えワタGHB614の子実の搾りかす摂取に関する飼料としての衛生安全性が対照ワタ由来の子実の搾りかすの衛生安全性より低いとする要素は全くなかった。
 しかし、90日間亜慢性毒性試験でラットに給餌した飼料にGHB614の綿実油又は綿実が含まれていないので、ヒトに対しての食品安全性について結論付けることはできない。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/sites/default/files/documents/BIOT2013sa0013.pdf
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