食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03850570343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、衛生監視報告(Bulletin de veille sanitaire:BVS)、ノルマンディ地域圏版No.9、2013年5月号を発行
資料日付 2013年7月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は7月1日、衛生監視報告(Bulletin de veille sanitaire:BVS)、ノルマンディ地域圏版No.9、2013年5月号を発行した。目次は以下のとおり。
1. A型肝炎
 2011年にフランスで届出のあったA型肝炎患者数は1
,114人(本土1
,007人、海外県107人)であった。フランス本土の年間罹患率は1.6/100
,000人である。
 この数年と同様に、2011年の罹患率は女性より男性が高く、15歳以下の年齢層の集団がそれ以外の年齢層よりも高かった。近年、脆弱な衛生条件にある地域で幾つかの病気が流行し、調査した患者の中では子供が多かった。
 病気発症前2~6週間の主な暴露リスクは2つで、周囲の人々の中にA型肝炎患者がいること(50%)(このうちの83%は家族にA型肝炎患者がいた。)及びフランス本土以外の国外旅行をしたこと(35%)(フランス本土以外に旅行してA型肝炎に感染した患者の約半数は北アフリカの国を訪れていた。)である。
2. レジオネラ菌
3. 麻疹
4. 集団食中毒
 2011年にフランスで1
,153件の集団食中毒(CFTI)の届出があり、患者総数は9
,674人で、そのうち入院加療を要したのは668人、死者は7人であった。届出のあったCFTIの1件当たり患者数の中央値は4人であった。食中毒原因菌検査では、218件のCFTIで残留食品又は糞便サンプルから原因菌を検出できた。検出頻度の高い原因菌は以下のとおり。
・サルモネラ属菌(40.8%)
・カンピロバクター(14.2%)
・セレウス菌とウエルシュ菌(それぞれ9.6%)
・腸管ウイルス(9.2%)
270件のCFTIについては、原因病原体は不明であった。
その他の665件のCFTIでは、特定できなかったが疑いのある原因菌は以下のとおり。
・黄色ブドウ球菌(41.5%)
・セレウス菌(20%)
・ウエルシュ菌(11.7%)
 フランスではCFTIの届出が義務化されてから毎年届出件数が増加しており、これはCFTIの届出義務の周知が進んでいることを意味している。全国データの分析から、2003年以降、商業レストランにおけるCFTIが増加していることが明らかにされた。集団給食で明らかになったCFTI発生に最も寄与する要因は、衛生的でない不適切な器具容器の使用である。家庭におけるCFTIの原因は冷蔵保存チェーンの途切れや汚染した食材の使用である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/fr/content/download/69211/263773/version/6/file/bvs_normandie_09_mai_2013.pdf
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