食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03850550149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、牛の食肉検査によって制御される公衆衛生上のハザードに係る意見書を公表
資料日付 2013年6月27日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月27日、牛の食肉検査によって制御される公衆衛生上のハザードに係る意見書を公表した(261ページ、2013年6月6日採択)。概要は以下のとおり。
 牛の食肉検査において、現在優先順位の高い生物学的ハザードとして、サルモネラ属菌及び病原性ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)が順位付けられた。これらのハザードは従来の食肉検査では検出されないため、リスクに基づく手法を用いた農場から冷蔵と体までの連続した食肉安全保証システムが提案された。同システムの主要素は、フードチェーン情報(FCI)に基づく優先順位の高い生物学的ハザードについてと畜動物をリスク分類し、また、これらのハザードを制御する能力に従ってと畜場をリスク分類することである。
 通常と畜において触診及び切開をと畜後検査から除外することは、優先順位の高い生物学的ハザードの拡散及び交差汚染を減少させることになろう。また、化学的ハザードについては、ダイオキシン及びダイオキシン様ポリ塩化ビフェニルが、高度に懸念されるとランク付けられた。他の物質は何れも中度及び低度の懸念があるとされた。
 化学的ハザードに対するモニタリング計画は、柔軟性を持たせ、発生リスクに基づくものにし、提供されたFCIの完全性及び質を考慮に入れ、化学物質の優先順位は定期的に更新し、新規ハザードを含めるべきである。フードチェーン全体の管理計画、国家残留物管理計画、飼料管理及び環境由来汚染物質のモニタリングをより良く統合すべきである。
 食肉検査は動物衛生福祉状態のサーベイランス及びモニタリングにおいて有用なツールである。触診及び切開を除外することは牛結核病検出効果を低下させることになり、特に結核病清浄国でのサーベイランスシステム全体に負の影響を与えることになる。また、牛嚢虫症の検出効果についても、現行の検査体制でも既に低いが、今後はさらに低下するであろう。もし、と畜後検査が目視検査のみとなれば、FCIを拡大利用することで、動物衛生福祉面の損失情報の全てではないが、一部を補うことができるかもしれない。
 当該意見書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3266.pdf
 「牛の食肉検査によって制御される生物学的ハザードに対する統一疫学指標に関する技術仕様書(78ページ)」は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3276.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3266.htm
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