食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03821030160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、生の食肉の汚染除去処理方法に関する消費者意識調査の結果を公表 |
資料日付 | 2013年5月1日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は5月1日、生の食肉の汚染除去処理方法に関する消費者意識調査の結果を公表した。概要は以下のとおり。 食中毒のリスクは、と畜場で行われる生肉の汚染除去処理により低減が可能である。望ましいと考える処理方法について、消費者からFSAに対し意見が寄せられた。 調査の結果、消費者が最も望ましいと考える処理方法として、肉の急速冷却処理及び熱湯又は蒸気処理が上位に浮上した。 乳酸処理及びオゾン処理については、当初は否定的に受け止められたが、乳酸についての追加情報を消費者に対して提供すると、望ましいとする意見が有意に増加した。 当該調査は、FSAによる生の家きん肉のカンピロバクター低減活動の一環として行われた。家きん肉及び牛肉の汚染除去処理方法となりえる以下の4つの選択肢に関して、全英の2 ,000人以上から意見が寄せられた。 1.急速冷却処理:肉を凍らせることなく、肉の表面を超低温に曝し短時間で温度を下げる。 2.乳酸処理:ヨーグルトなどに天然に存在する物質である乳酸の希釈溶液を肉に噴霧する。 3.熱湯又は蒸気処理:熱湯を入れた容器に肉を通す又はチャンバーやトンネル内で肉に蒸気を浴びせる。 4.オゾン処理:肉にオゾンガスを浴びせる又はオゾン入りの水を噴霧する。 上記処理方法について、消費者からの回答には肯定的なもの、否定的なものが混在していた。 1.乳酸処理及びオゾン処理については、当初、強く否定する意見が多かった(望ましい:それぞれ15%及び12%)。しかし、乳酸処理に関する追加情報を提供したところ、望ましいるとする意見の割合は全般に上昇し、54%となった。 2.急速冷却処理については当初から肯定的な意見が多く、望ましいが51%、望ましくないが30%であった。急速冷却した食肉は購入後に冷凍しても安全であると説明したところ、望ましいとする割合は69%に上昇した。 3.熱湯又は蒸気処理については全般に中立の意見が目立ち、望ましいが41%、望ましくないが40%であった。 FSAの食中毒対策チーム長は、「どのような介入措置であれ、食品に対する消費者の信頼を損なわないことを担保しなければならない。この意識調査は、選択肢にあげた処理方法の内容及び仕組についての明確な情報の提供が、このような新しい処理方法に対する消費者の意識に肯定的な影響を与えることを示唆している」と述べた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2013/apr/decontamination.survey |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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