食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03810570104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染症に関する中国との共同調査結果を発表
資料日付 2013年5月9日
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概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は5月9日、鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染症に関する中国との共同調査結果を発表した。概要は以下のとおり。
 CDCと中国公衆衛生当局の専門家が5月8日に発表した調査結果によれば、インフルエンザ様疾患(ILI)で診療を受けた患者で、当該ウイルスに感染していたものは依然少ない。3月4日から4月28日までに、中国の拠点医療機関(sentinel sites)でILIを理由に受診した患者のうち、当該ウイルスに感染していた患者の割合はわずか0.03%にすぎなかった。ただし、中国のILIサーベイランスネットワークは都市部しか網羅していない点に、調査書は注意喚起している。
 調査データは、31の省・市に設置された554の拠点医療機関と408のネットワークラボを包含する中国全国インフルエンザ様疾患サーベイランスネットワーク(CNISN)を通じて収集した。調査期間中、ILIで受診した患者のスワブ46
,807点を検査した。これにはH7N9症例が発生した10省・市(上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、北京市、山東省、河南省、福建省、江西省、湖南省)で採取した20
,739点が含まれるが、そのうちH7N9陽性はわずか6検体(0.03%)だった。4検体は肺炎を併発した入院患者からのもので、残りの2人は入院していない。
 また6人のうち4人は、生鳥との接触履歴又は生鳥市場への立入履歴があると回答している。これは他のほとんどの感染者の回答と符合する。
 調査期間中、5つの省・市が1件又は複数のH7N9陽性結果が出た旨届け出た。ILIで受診した患者の数は期間中増加したが、陽性率は逆に減少した。また「亜型分類不能(unsubtypable)」なインフルエンザウイルス、つまり新型ウイルスは、患者の検体から検出されなかった。これはメディアのH7N9報道の結果、ILIで受診した患者の数が増えたことを示唆している。調査団は、H7N9確定症例が発生した省・市におけるILI患者では、全般的にH7N9ウイルス感染は依然まれな原因であるとの結論を下している。
 調査結果の全文は以下のURLから入手可能。
http://wwwnc.cdc.gov/eid/article/19/8/13-0662_article.htm
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL http://www.cdc.gov/flu/spotlights/h7n9-new-study.htm
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