食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03800590470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、中国における新たなA型インフルエンザによる重症呼吸器疾患に係る緊急リスク評価書を更新
資料日付 2013年4月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は4月12日、中国における新たなA型インフルエンザによる重症呼吸器疾患に係る緊急リスク評価書を更新した(10ページ)。
 4月3日付けECDCの緊急リスク評価書公表後も、中国東部での感染者が絶え間なく報告されている。4月11日現在、感染者38人、そのうち死亡者10人が上海周囲の4省市に集中して発生している。症例は散発的で、明らかな疫学的関連性はない。ヒトからヒトへの感染が確認された事例はない。
 4月12日付けECDCのリスク評価書は、現時点でヒト又は家きん類を通じて欧州に病気が広まるリスクは低い、と結論付けている。EU規則では、中国からの生きた家きん類、1日齢のヒナ、種卵及び家きん以外の鳥類(捕獲されたオウム、フィンチ、観賞用鳥類など)の輸入が禁止されている。現時点での欧州への飛来鳥によるA(H7N9)ウイルスリスクを定量化することはできない。今日まで、鳥インフルエンザが食品、特に家きん肉や卵の摂取によってヒトに感染したとの疫学的証拠はない。
 当初のリスク評価から更新された主な内容(以下の7項目)、及び欧州連合/欧州経済領域各国への助言事項を記載している。
1.遺伝学的に極めて近縁の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスが、健康な鶏、ハト、あひる及び環境検体から分離された。鶏、ハト、環境検体からのウイルス分離株の塩基配列がGISAID(訳注:The Global Initiative on Sharing All Influenza data、インフルエンザウイルスの国際データベース)に提出された。
2.明確な疫学的関連性のない散発的なヒトの症例が発生し続けている。
3.症例報告の地理的分布は、中国東部の4省市で増加している。
4.確定症例と接触した700人以上から、新たな感染クラスター及び症例の報告は出ていない。 
5.確定症例のうち3人のみが軽症と報告された。
6.哺乳類宿主の適応性を示す生物学的マーカーは、病気が広まるような形に変換していない。
7.中国以外でヒトや動物の症例は検出されていない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/influenza-A(H7N9)-China-rapid-risk-assessment-4-april-2013.pdf
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