食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03800560297
タイトル 国際獣疫事務局(OIE)、『インフルエンザA(H7N9)に関するQ&A』を発表
資料日付 2013年4月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際獣疫事務局(OIE)は4月11日、『インフルエンザA(H7N9)に関するQ&A』を発表した。概要は以下のとおり。
Q1:鳥インフルエンザ(AI)とは?(略)
Q2:インフルエンザA(H7N9)とは?
A2:中国衛生当局は本年3月、A型インフルエンザウイルスのH7N9株によるヒトの初発症例を届け出た。このウイルス株は通常鳥が感染するもので、中国はこの届出の後に鳥のサーベイランスを強化した。中国の動物衛生当局は4月4日、ハトと鶏の低病原性AIウイルスH7N9感染が発生した旨OIEに届け出た。当該ウイルスは、ヒトが感染したウイルスに酷似していることが示唆されていた。この低病原性AIウイルスは、動物では重い臨床徴候を示さず、特別なラボ診断検査を行うまで病気の診断は下せなかった。
Q3:インフルエンザA(H7N9)の起源は?
A3:今回ヒトが感染したウイルスと鳥から検出されたウイルスには、遺伝子上の類似性が見られる。患者の感染源は明らかになっていない。可能性のあるウイルス保有宿主を現在調査中(中国当局のほか国際連合食糧農業機関(FAO)、OIE、世界保健機関(WHO))。
Q4:野鳥はA(H7N9)ウイルスのキャリアーか?
A4:野鳥は通常呼吸器や腸管にAIウイルスを宿すが、一般に発病しない。昔から野鳥はAIウイルスの宿主かつ媒介動物である。これまでのところインフルエンザA(H7N9)は、中国の野鳥から検出されていない。
Q5:鳥の間でどのように感染・拡散するか?(略)
Q6:インフルエンザA(H7N9)の届出要件は?
A6:OIE陸生動物衛生規約に詳述されているが、野鳥・家きんの高病原性AIはすべて、低病原性AIについては家きんの亜型H5とH7による症例を、国の所轄官庁が届け出ることになっている(H5/H7は容易に高病原性に変異しやすいため)。
Q7:管理対策として殺処分を行えるか?
A7:動物で感染が検出された場合、通常殺処分を方針として採用し、病気の管理・根絶に努める。
Q8:OIEは動物用ワクチンを推奨するか?(略)
Q9:発生国との家きんの交易に関するOIEの推奨事項は?
A9:防疫上輸入国が実施するリスク分析は複雑で、OIE規格の膨大なリストに準拠して実施する。輸出国側にH7株の低病原性AIが発生した場合の貿易推奨事項は、OIE陸生動物規約に記載されている。その対策は科学に立脚したもので、不当な貿易障壁となるべきでない。
Q10:食品安全上の推奨事項は?
A10:管理措置として殺処分した動物は食品・飼料チェーンに入れてはならない。食用に適した家きんや卵を摂取して、AIウイルスに感染することを示唆する証拠はない。
Q11:AIに伴う公衆衛生リスクは?(略)
Q12:農場レベルでの推奨予防対策は?(略)

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.8/2013(2013.04.17)P6~7
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際獣疫事務局(OIE)
情報源(報道) 国際獣疫事務局(OIE)
URL http://www.oie.int/for-the-media/press-releases/detail/article/questions-and-answers-on-influenza-ah7n9/
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