食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03800020314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、鉛弾による狩猟で得られるジビエは鉛の含有量が高いとの意見書を公表
資料日付 2013年3月20日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は3月20日、鉛弾によるジビエは鉛の含有量が高いとの意見書(2013年3月20日付け、06/2013)を公表した。概要は以下のとおり。
 ドイツ連邦食糧農業消費者保護省(BMELV)及びBfRによる「全てが野蛮なのか?」と題する共同シンポジウムで発表したBMELVの研究事業の初めての成果を公表した。
 鉛弾で狩猟されたノロジカなどの有蹄類のジビエ中には、鉛が含まれない非鉛弾で狩猟されたシカ肉よりも、含まれる鉛の量が多い。鉛の量は、弾丸の経路に近い胸などだけではなく、経路から離れた背中及び腿などの部位にも多く含まれる。当該結果は、BfRのコーディネートのもと、BMELVの「狩猟で得られるジビエの食品としての安全性」と題する研究プロジェクトを通して、ドイツの様々な地域から収集した多数の検体の分析の結果得られたものである。
 BfR所長は、「初めて科学的手法で得られた当該データは、鉛を含む弾丸は動物の肉に打ち込まれたことによる鉛の主要な汚染源であるが、餌から取り込まれる場合は汚染源としての重要度は下がることを示す。当該結果は、子ども及び出産可能年齢の女性を保護する観点から、ジビエの頻繁な摂取を控える、また、鉛を含まない非鉛弾で得られたジビエのみを摂取すべきであるとのBfRの提言を裏付けた。」と語った。
 さらに、シンポジウムにおいてBfR所長は、「全てが野蛮なのか?」は、狩猟における鉛が含まれない弾の挙動及び狩猟で得られるジビエ中の弾の成分としての鉛、銅及び亜鉛についての科学的観点での研究であると語り、天然由来で得られる良質の食品であるジビエは、ドイツの一般の人々は通常、年間のジビエ料理の摂食が1~2回であれば、鉛弾で得られるジビエを介しての鉛の摂取により健康に対するリスクが高まることはないと加えた。
 3月18日及び19日のシンポジウムでは、鉛弾を介してのジビエ中の鉛汚染に関してと同時に、非鉛弾の殺傷作用、従来の鉛弾と比較した跳ね飛ぶ挙動及び生態毒性に関する研究結果について、討議及び質疑応答が行われた。
 当該シンポジウムの発表資料はウェブサイトで公開される予定である。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/de/presseinformation/2013/06/bleimunition_fuehrt_zu_hoeheren_bleigehalten_im_wildbret-133069.html
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