食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03780600149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州連合(EU)へのハチノスムクゲケシキスイ(Aethina tumida)及びミツバチトゲダニ(Tropilaelaps spp.)の侵入リスクに係る科学的意見書を公表
資料日付 2013年3月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月14日、欧州連合(EU)へのハチノスムクゲケシキスイ(Aethina tumida)及びミツバチトゲダニ(Tropilaelaps spp.)の侵入リスクに係る科学的意見書を公表した(127ページ、2013年2月27日採択)。
 ハチノスムクゲケシキスイ(Aethina tumida、スモール・ハイブ・ビートル、SHB)及びミツバチトゲダニ(Tropilaelaps)はEUにおけるハチの外来疾病と考えられている。SHBはハチ及びハチの産物の匂いに惹きつけられる飛翔性の甲虫である。さらに、SHBは多くの熟成果実で生息し繁殖することができる。ミツバチトゲダニはミツバチの育房なしでは長く生息できない上、飛べない外部寄生虫である。当該科学的意見書でのこれらの害虫の侵入リスクを評価するのに用いた方法論は、植物衛生分野で用いられている害虫の侵入リスク評価を採用した。定性リスク評価は、現行規則を考慮に入れてなされたが、リスク低減策の実施については除外している。今回の手法は、各リスク要因について最悪ケースのシナリオで評価を行っている。
 害虫侵入リスクが高い経路は、SHBについては「(養蜂に用いる)ハチ製品の輸入」、両方の害虫については「(ハチのいない貨物に意図しないハチがいるなどの)偶発的なハチの輸入」である。他のリスク侵入経路は、SHB及びミツバチトゲダニがリスク評価地域に侵入するリスクは低いとみられる。
 リスク低減策はリスク評価とは別に評価がされた。効果が高く技術的に実現性の高いリスク低減策の例は、貨物中に害虫が存在しないこと、及びハチの巣(育房)を積載していないことを保証する衛生証明書を使用することである。効果が高く技術的に実現性の高い方策は、「偶発的なハチの輸入」「自然手段による害虫の飛散や飛来」以外の全てのリスク侵入経路について有効であると確認された。動物福祉及び動物衛生(AHAW)パネルは、迅速検出法の検証、及び昆虫検査環境での輸入ハチの検体採取の必要性を確認した。教育及び訓練は、注意力、技術及び専門知識を向上させ、害虫の分布を監視し、害虫の侵入を予防するのに役立つ。
 当該意見書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3128.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3128.htm
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。