食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03780040373
タイトル スペインのカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)、カタルーニャ州におけるトータルダイエットスタディ2008年報告書に関して、パーフルオロ化合物の状況を公表
資料日付 2013年3月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スペインのカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)は3月15日、カタルーニャ州におけるトータルダイエットスタディ2008年報告書に新しく追加された項目、「パーフルオロ化合物」を公表した。
 パーフルオロ化合物は人工的な化合物であり、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びパーフルオロオクタン酸(PFOA)などの多種の汚染物質を構成する。これらの物質は非常に安定で、耐熱性、耐薬品性及び難分解性である。また親水性及び親油性で、水にも油脂にも溶解する。これらの特性により、化粧品、繊維製品、撥水膜、掃除・洗濯用製品及び衛生製品など多くの工業製品に使用されている。
 食品の喫食においては、魚介類がヒトの主な暴露経路である。
 本調査は、喫食によるこれらの物質の摂取量は欧州食品安全機関(EFSA)の設定した耐容一日摂取量(TDI)を大きく下回り、カタルーニャ州の市民の健康リスクとならないことを示した。
 当該報告書からの補足は以下のとおり。
 成人男性のPFOS摂取において最も寄与の高い食品群は魚介類であり、119.71ng/日で全摂取量の93%を占めた。続く野菜類は3.40ng/日で3%、肉及び肉製品は3.30ng/日で3%と僅かであった。
 PFOSの推定一日摂取量は成人男性で1.84ng/kg体重/日、最も高かった子供の人口集団で4.48ng/kg体重/日であった。(EFSAのTDI:150ng/kg体重/日)
 成人男性のPFOA摂取において最も寄与の高い食品群は魚介類であり、103.62ng/日であったが全摂取量の29%であり、果実類は49.95ng/日で14%、野菜類は46.69g/日で13%であった。
 PFOAの推定一日摂取量は成人男性で5.05ng/kg体重/日、最も高かった子供の人口集団で19ng/kg体重/日であった。(EFSAのTDI:1
,500ng/kg体重/日)
 当該報告書(スペイン語)は以下のURLから入手可能。
http://www.gencat.cat/salut/acsa/html/es/dir1593/edt2008es.pdf
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)
情報源(報道) スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)
URL http://www.gencat.cat/salut/acsa/html/es/dir3577/doc35304.html
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