食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03760060475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、製パン・製菓の加工助剤に使用するマルトジェニックα-アミラーゼを産生するBacillus subtilis菌株の種類変更申請について意見書を提出
資料日付 2013年2月18日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は2月8日、普通のパン製造(伝統的なパンを除く)、特別なパンの製造、ビスケット製造、菓子製造及び菓子パン製造のための加工助剤に使用するマルトジェニックα-アミラーゼを産生する好熱性細菌ゲオバチルス・ステアロサーモフィルス(Geobacillus stearothermophilus)の遺伝子を持つバチルス・サブチリス(Bacillus subtilis:枯草菌)菌株の種類変更申請について、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2012年11月27日付けで提出した意見書を公表した。
 ANSESは2011年10月18日付けで既にGeobacillus stearothermophilusの遺伝子を有するBacillus subtilis菌株由来のマルトジェニックα-アミラーゼを加工助剤として、パン製造(伝統的なパンを除く)、特別なパン製造、ビスケット製造、菓子製造及び菓子パン製造に使用することについての認可申請に対して肯定的意見書を提出済である(saisine 2011-SA-0093)。
 今回の諮問は、生産菌株の遺伝的安定性を向上させる目的で、この食品用酵素を生産する菌株を変更することについてのものである。主要酵素はマルトジェニックα-アミラーゼ(1
,4-α-グルカンマルトヒドロラーゼ: EC 3.2.1.133)である。
 2011年10月18日付け意見書(諮問No.2011-SA-0093)の評価対象である食品酵素産生菌株は、Bacillus subtilis MAMB-1 (DS 63113)菌株である。フランスバイオテクノロジー高等評議会(HCB)は、2010年2月23日付けで、目的とするマルトジェニックα-アミラーゼ産生のためのこの菌株をクラス-1、グループ-1、封じ込めレベル1(confinement L1)に分類した。
 今回の申請対象である酵素製剤の生産菌株は、Bacillus subtilis MAM14A (DS 67348)菌株である。HCBは、2011年4月5日付けで、目的とするマルトジェニックα-アミラーゼ産生のためのこの菌株をクラス-1、グループ-1、封じ込めレベル1に分類した。
 産生菌株は非常に近縁であり、同じ生産プロセスで生産される2種の食品用酵素は同類であることから、新たな産生菌株から生産された食品用酵素について、新たにラットを使った90日間経口反復投与による亜慢性毒性試験は求められていない。2011年10月18日付け意見書(諮問No.2011-SA-0093)の評価対象食品用酵素で設定された1
,000mgTOS/kg体重/日の無毒性量(NOAEL)は、本申請書の評価対象の食品用酵素にも適用される。
 申請者が提出した試験結果と使用条件から、バイオテクノロジー作業部会(GT BIOT)は、パン製造(フランスの伝統的なパンの製造を除く)、特別なパン製造、ビスケット製造、ケーキ製造、菓子パン製造に、Geobacillus stearothermophilusの遺伝子を組み込んだBacillus substilis[MAM14A (DS 67348)]菌株由来の当該マルトジェニックα-アミラーゼを使用することによって惹起される消費者の健康リスク要因を明らかにできなかった。
 したがってANSESは、この申請書に肯定的意見を付すものである。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/Documents/BIOT2012sa0127.pdf
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