食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03751000369
タイトル 台湾行政院衛生署食品薬物管理局、ニュージーランド産粉乳のサンプリング検査及び粉乳中のジシアンジアミドの健康リスク評価を行っている旨公表
資料日付 2013年1月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署食品薬物管理局は1月26日、ニュージーランドにおいて粉乳からジシアンジアミド(DCD)が検出されたことを受け、ニュージーランド産の粉乳のサンプリング検査、及び粉乳中のDCDの健康リスク評価を行っている旨公表した。
 ニュージーランド政府は同国において一部の粉乳製品から微量のDCDが検出されたことを確認し、その調査結果に基づき安全性の評価を行い、健康への懸念はないことを保証した。
 台湾駐在のニュージーランド商工事務所が提供した資料によると、ニュージーランドにおいてDCDを使用する農場はわずか500程度(全体の5%)であり、ニュージーランドの全ての牛乳にDCDが含まれているのではない。また、牧場でのDCDの使用頻度は一年に2、3回で、使用後約一ヶ月で乳中にDCDは残留しなくなる。ニュージーランドでは今年の1月24日以降、業者が自主的にDCD含有肥料の販売と牧場での使用を停止している。
 行政院衛生署食品薬物管理局が現在までに収集した資料によると、DCDの急性毒性は低く、生殖毒性、遺伝毒性、発がん性はない。試験動物における急性毒性試験、反復投与毒性試験、慢性毒性試験の結果から、DCDの無毒性量(NOAEL)は約1
,000mg/kg体重/日と推定される。乳児の食事を全て牛乳由来とし、敏感な集団であることを考慮し、安全係数を最大の1
,000を用いて計算すると、乳児における耐容一日摂取量(TDI)は1mg/kg体重/日となる。この値はEUの食品科学委員会が推定するTDI(1mg/kg体重/日)と同じである。
 即ち、体重3kgの乳児で計算すると、摂取上限値は一日3mgとなる。粉乳中のDCD濃度を0.5mg/kgとし、乳児が毎日120gの粉乳を飲むと仮定して計算した場合、DCDの一日摂取量は約0.06mgとなる。これは体重3kgの乳児の摂取上限値である3mgと比較して、安全の範囲内である。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署食品薬物管理局
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/CHT2006/DM/DM2_p01.aspx?class_no=25&level_no=1&doc_no=87678
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