食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03750380343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、2011年6月のスプラウト摂取による腸管出血性大腸菌血清型O104:H4集団感染症に関する報告書を発表
資料日付 2013年2月6日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は2月5日、2011年6月に発生したスプラウト摂取による腸管出血性大腸菌血清型O104:H4集団感染症に関する報告書を発表した(75ページ)。
 2011年6月22日に、ジロンド地方のボルドー近郊の病院が8人の出血性下痢の患者が出ているとInVSのアキテンヌ地域圏疫学調査局に届け出た。そのうち成人の2人は溶血性尿毒症症候群(HUS)の症状を示していた。初動調査によってこれらの患者に共通な要素の特定が行われ、患者は6月8日、スプラウトを使ったコールドビュッフェが提供されたのベーグル(Bègles)にあるレクリエーションセンターの公開日に参加していたことが明らかにされた。6月24日、初発感染症例から2011年5月にドイツで発生した集団感染症で同定された菌株と相同の腸管出血性大腸菌(EHEC)血清型O104:H4が確認された。
 流行の特徴の同定、媒介食品の特定及び適切な管理対策の措置を行うために、微生物学的疫学調査及び追跡調査が実施された。レクリエーションセンターの公開日に参加した人、及び提供された食事の調理人のコホート調査が行われた。症例定義は、公開日に参加した人で、6月8~23日の間にHUS、出血性下痢又は下痢の症状を呈していることとされた。感染症例は、患者からEHEC O104:H4又は大腸菌血清型O104の菌株が分離された場合に確定とされた。欧州食品安全機関(EFSA)が臨床検体と環境検体について微生物学的検査及び追跡調査を実施した。
 患者24人中、成人の患者22人が症例と定義され、2人が1つの感染源からの二次感染者であることが判明した。合計で患者12人が確定症例であった(11人からEHEC O104:H4及び1人から大腸菌血清型O104を検出)。有機フェヌグリーク(マメ科)の種子の摂取が、病気と有意な関係があることから(リスク比(RR):5.1[信頼区間(CI)95%:2.3~11.1)、集団感染症の原因と特定された。
 スプラウト用種子の追跡調査から、感染源がドイツで発生した集団感染症と共通の有機フェヌグリーク(エジプト産)のロットであることが特定され、予防措置と管理措置(問題ロットの回収)が実施された。
 この集団感染症から、より長い潜伏期間とこれまでフランスのサーベイランスでは対象としていなかった成人の高い割合の感染率という、EHEC感染に関する新たな要素が得られた。
 報告書(仏語)は以下のURLから入手可能。
http://www.invs.sante.fr/content/download/57509/234465/version/5/file/rapport_epidemie_e-coli_consommation_graines_germees.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/Publications-et-outils/Rapports-et-syntheses/Maladies-infectieuses/2013/Epidemie-d-infections-a-Escherichia-coli-entero-hemorragique-O104-H4-liee-a-la-consommation-de-graines-germees
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