食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03680160149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分エポキシコナゾールの動物由来生産物に対する既存の残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2012年6月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月27日、農薬有効成分エポキシコナゾール(Epoxiconazole)の動物由来生産物に対する既存の残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2012年6月22日承認)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 規則(EC) No 396/2005の第6条に従って、評価担当加盟国(EMS)のドイツが、とうもろこし由来の飼料品目における残留濃度を考慮して、動物由来生産物に対するエポキシコナゾールの既存MRLを修正する申請をBASF SE社から受けた。当該EMSは、ドイツ、フランス、ブルガリア、スペイン、ギリシャ及びポルトガルにおけるとうもろこしへのエポキシコナゾールの意図された使用に適応させるため、乳に対する既存MRLの0.002 mg/kgを0.003mg/kgに、反すう動物の腎臓に対しては定量限界(LOQ)から0.015mg/kgにそれぞれ引き上げるよう提案した。しかし、この提案がドイツから提出された後に、反すう動物の腎臓に対するMRLが0.02mg/kgに引き上げられた。ドイツが規則(EC) No 396/2005の第8条に従って作成した評価原案(Evaluation report)は、欧州委員会(EC)に提出され、EFSAに転送された。
2. EFSAによると、MRL案を算定するにあたり、データは十分である。しかし、とうもろこし、反すう動物の腎臓及び乳に対する既存MRLは、意図された使用に対応するにあたり十分であると考えられ、このため修正は不要である。これらの検討対象産品中のエポキシコナゾールの残留物を管理するにあたり(妥当性が確認されたLOQは、検討対象産品において0.01mg/kg、乳においては0.001mg/kg)、十分な規制のための分析方法が利用可能である。
3. EFSAは、リスク評価の結果に基づき、検討対象のとうもろこしに対するエポキシコナゾールの提案された使用によって、消費者の暴露量が、親化合物のエポキシコナゾールに設定された毒性学的参照値を超えることはなく、したがって消費者の健康リスクがもたらされる可能性は低いと結論づける。しかし、リスク評価のための残留物定義は、トリアゾール由来代謝物(TDM)の存在に関する追加データ及びTDMの消費者暴露量を評価する方法が利用可能になるまで、暫定的に設定された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2795.pdf
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