食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03651050482
タイトル 香港食物環境衛生署食物安全センター、一般向けの月刊ニュースレター「Food Safety Focus」2012年7月号を発行
資料日付 2012年7月18日
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分類2 -
概要(記事)  香港食物環境衛生署食物安全センターは7月18日、中国語・英語併記による月刊ニュースレター「Food Safety Focus」の7月号(第72号、PDF版4ページ)を発行した。概要は以下のとおり。
1. 注目の出来事:食品中のビブリオ・バルニフィカス
 2012年6月、衛生署管轄下の衛生防護センターはビブリオ・バルニフィカス感染による2例の死亡例の報告を受けた。そのうち1例は壊死性筋膜炎を発症していた。資料によると、2人とも慢性疾患があり、そのうち1人は生のシャコを食べていた。本文ではビブリオ・バルニフィカス及び関連の食品リスクを検討する。
(1)ビブリオ・バルニフィカスについて(省略)
(2)ビブリオ・バルニフィカスによる感染症(省略)
(3)香港における状況
 2007年から2012年6月までに、衛生防護センターはビブリオ・バルニフィカスの感染症例の報告を106例受け、そのうち45例は血液培養においてビブリオ・バルニフィカスが検出された。感染後に壊死性筋膜炎を発症した72人のうち、59人(82%)は慢性疾患があるか、免疫力が低下していた。壊死性筋膜炎を発症した患者の約半数は手足の切断手術を受けねばならなかった。ビブリオ・バルニフィカスへの感染により壊死性筋膜炎を発症するリスク要因に関して、72人のうち51人(71%)が発症前に生の海産物に接触(処理又は洗浄等)しており、半分以上の人(32人)が魚・エビ・カニ等の生の魚介類による切り傷を負っていた。
(4)予防法
 ビブリオ・バルニフィカスは耐冷性でも耐熱性でもない。食品を冷蔵庫に入れることで細菌の増殖を減少させる、及び(又は)防止することができる。加熱調理によって、食事経由でビブリオ・バルニフィカスに感染発症する可能性を効果的に下げることができる。海産物(特に貝類)は喫食前に十分に加熱しなければならない。可能ならば、殻つきの貝類は熱が通りやすいように加熱調理前に殻を除いておく方がよい。あるいは貝が開くまで沸騰した湯で煮て、その後も3~5分煮るとよい。
 貝類を生又は半生で喫食することを好む人も多いが、ビブリオ・バルニフィカスに感染しやすい高リスクの人(訳注:慢性疾患患者、特に肝臓病患者など)は生又は加熱不十分の海産物は避けた方がよく、十分に加熱すべきである。糞便汚染が管理されている水域の生食用の海産物であっても、ビブリオ・バルニフィカスが存在しないというわけではない。当該細菌は海洋環境中に天然に存在しているからである。また、健康な人、高リスクの人に関わらず、生の海産物を処理する際は、皮膚をしっかりと保護し(保護用の手袋を着用する等)、傷口が海水、又は海で捕獲した生の海産物に触れないようにすべきである。
(5)市民、特に高リスクの人への助言(省略)
(6)業界への助言(省略)
2. 食品安全プラットフォーム:食品中のかび毒‐序論
3. 食品事故ハイライト
(1)トータルダイエットスタディ:残留農薬
(2)マハタ属の魚の乾物に含まれていたフグ毒
4. リスクコミュニケーション関連業務の概要
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港食物環境衛生署食物安全センター
情報源(報道) 香港食物環境衛生署食物安全センター
URL http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/multimedia/multimedia_pub/files/FSF72_2012_07_18.pdf
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