食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03641190149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、カルシウムの許容上限摂取量に関する科学的意見書を公表
資料日付 2012年7月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月27日、カルシウム(Calcium)の許容上限摂取量(Tolerable Upper Intake Level: UL)に関する科学的意見書(2012年6月26日採択、44ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)からの要請を受けて、「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)は、カルシウム摂取の安全性を再評価するよう求められた。本パネルは、食品科学委員会(SCF)(訳注:欧州連合(EU)の機関)が食事及びサプリメント由来のカルシウムの一日総摂取量2
,500mgが悪影響を生じずに耐容された様々な長期介入試験に基づき2003年に設定したカルシウムのUL(妊婦及び授乳期の女性を含めた成人において2
,500mg/日)を、新しい利用可能な科学的根拠に基づいて変更する必要があるかどうかを検討するよう要請された。
2. その後に公表された成人対象の多数のプラセボ対照ヒト介入試験によっても、食事及びサプリメント由来のカルシウムの一日総摂取量2
,500mgが悪影響を生じずに耐容されることが示された。食事及びサプリメント由来のカルシウムの長期摂取と、腎結石、心血管疾患又は前立腺がんのリスクの増加との間に関連性は確立されていないと本パネルは考える。妊婦及び授乳期の女性を含めた成人におけるカルシウムのUL 2
,500 mg/日の改定が必要になる新しいデータは、利用可能になっていない。乳児、小児又は青年のULを設定できる新しいデータは、利用可能になっていない。
3. 欧州住民のデータによって、成人男性の高摂取者におけるカルシウムの摂取量が当該ULに近似しうることが示される。利用可能なデータによって乳児、小児又は青年におけるULを設定することはできないが、これらの年齢集団におけるカルシウムの現在の高摂取量によるリスクは確認されていない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.16/2012(2012.08.08)P7
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2814.pdf
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