食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03641180149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ビタミンDの許容上限摂取量に関する科学的意見書を公表
資料日付 2012年7月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月27日、ビタミンD (Vitamin D)の許容上限摂取量(Tolerable Upper Intake Level: UL)に関する科学的意見書(2012年6月26日採択、45ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)からの要請を受けて、「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)は、ビタミンD摂取の安全性を再評価し、必要な場合には、関連する各人口集団におけるビタミンDのULをそれぞれ改定するよう求められた。
2. 妊婦及び授乳期の女性を含む成人(訳注:18歳以上)、小児(訳注:1~10歳)及び青年(訳注:11~17歳)の各ULが改定された。成人においては、高カルシウム血症が毒性の指標として選ばれた。男性を対象にした2種類の試験において、234~275μg/日の摂取量は、高カルシウム血症と関連しておらず、250μg/日の無毒性量(NOAEL)が設定された。これら2種類の試験に関連した不確実性を考慮に入れて、妊婦及び授乳期の女性を含む成人のULが100μg/日に設定された。小児及び青年におけるビタミンDの高摂取に関するデータが継続的に不足しているが、この年齢集団が骨形成の速度が速く、成長の段階にあるため、成人と比較してビタミンDへの許容度が低い可能性は少ないことを考慮して、11~17歳のULは100μg/日に変更された。同様のことが1~10歳の小児にも適用されるが、当該小児の小さな体格を考慮に入れて、50μg/日のULが提案される。乳児(訳注:生後0~12か月)においては、追加の限定的な科学的根拠が以前のリスク評価以降に出てきたため、ビタミンDの高摂取を成長障害及び高カルシウム血症と関連づける従前の利用可能なデータに基づく25μg/日のULが維持された。
3. 欧州14か国における各調査のビタミンDに関するデータによって、高摂取者の摂取量は、すべての人口集団におけるビタミンDの改定された各ULを下回ることが示される。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.16/2012(2012.08.08)P7
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2813.pdf
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