食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03640420149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬代謝物の摂食リスク評価に用いる毒性学的妥当性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2012年7月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月26日、農薬代謝物の摂食リスク評価に用いる毒性学的妥当性評価に関する科学的意見書(2012年6月21日採択187ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは「植物防疫製剤及びそれらの残留物に関する科学パネル」 (PPRパネル)に農薬有効成分の代謝物及び分解物の摂食リスク評価に用いる毒性学的妥当性を評価するためのアプローチに関する意見書を作り上げることを求めた。本意見書は適切なスクリーニングツールとして毒性学的懸念の閾値(TTC)概念を特定している。遺伝毒性及び毒性化合物に関するTTC値は、異なる化学的分類に属する農薬グループでの検証試験の結果として、慢性暴露に対して十分保守的であることが分かった。3つの重要な段階がTTCスキームの適用において特定された。3つの段階とは、(1)代謝物のレベルの推定、(2)遺伝毒性の警告の評価、(3)神経毒性のある代謝物である。急性暴露に関する暫定的TTC値は、EFSAの農薬データセットに関する急性参照量(ARfD)を設定するために用いられる無毒性量(NOAEL)の最も低い方からの5パーセンタイルの分析から、PPPパネルによって設定された。TTCアプローチと(定量的)構造活性相関 (Q)SAR及びみなし代用(read across)の組み合わせを用いた農薬代謝物の慢性及び急性の摂食リスク評価に関する評価スキームが提案されている。本意見書は、立体異性体である農薬代謝物のリスク評価がいかに代謝物の組成物中で示される異性体比の変化によって対応されるべきかについても提案している。本アプローチは使用する準備ができているが、さまざまな状況において、評価スキームの結果から、代謝物の毒性学的妥当性に関する確固とした結論に到達するために、さらなる試験が必要とされることが予想される。しかし、本アプローチを適用する利点は、今後の試験のために代謝物の優先順位付けを可能にすることである。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.16/2012(2012.08.08)P8
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2799.pdf
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