食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03630630343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、機関紙「衛生監視報告BVS、オーヴェルニュ地域圏版、No.11、2012年7月号」を発行
資料日付 2012年7月17日
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分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は7月11日、機関紙「衛生監視報告BVS(Bulletin de veille sanitaire)」、オーヴェルニュ地域圏版、No.11、2012年7月号を発行した。目次は以下のとおり。
1. システム紹介
2. 設備と方法
3. A型肝炎
 2010年にオーヴェルニュ地域圏で発生したA型肝炎患者は24人である。2010年のオーヴェルニュ地域圏のA型肝炎罹患率は10万人当り1.78人で、フランス本土全体の1.97人より低い。オーヴェルニュ地域圏のA型肝炎患者数は国全体の1.9%である。
 2010年はドライトマト喫食を原因とするA型肝炎が全国的に流行したことで特筆される。このA型肝炎集団食中毒で2009年11月1日~2010年2月28日の間に全国で発生した患者数は59人、このうちオーヴェルニュ地域圏は2人であった。
 臨床症状が出る前の2~6週間以前の主な暴露リスクは2つあり、周囲にA型肝炎患者がいること(54%)及び家族に3歳未満の子供がいること(29%)である。更に、患者6人(25%)が貝類と甲殻類(4人がカキを摂取)を摂取したと申告している。加えて、患者4人が外国(メキシコ2人、エチオピア1人、チュニジア1人)に旅行していた(16%)。最後に患者の2人が養護施設に通っており(8%)、1人が保育園に通っていた(4%)。
 オーヴェルニュ地域圏のA型肝炎罹患率は2007年以降は安定している。
4. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)と後天性免疫不全症候群(エイズAIDS)
5. レジオネラ症
6. 麻疹
7. 結核
8. 侵襲性髄膜炎菌感染症
9. 集団食中毒(CFTI)
 フランスでは1987年にCFTIの届出が義務付けられた。
 オーヴェルニュ地域圏では2010年に13件のCFTIが発生している。前年(2009年、24件)比で半減している。この減少傾向はフランス全体の傾向でも観察されており、即ち、2006年に920件であったのが2009年に1
,255件に増加し、2010年に1
,018件と減少している。
 オーヴェルニュ地域圏で2010年に届出のあったCFTI(n=12/13)に関係したヒトは全体で694人(1件当たりの中央値46人、平均58人[最小3人、最大204人])で、199人が食中毒症と診断された。したがって発症率は29%である。CFTI1件当たりの平均患者数は16人(中央値15人、最小2人、最大36人)であった。患者のうち13人が入院加療した。入院率は6%である。
 CFTI発生場所はレストラン(23%)、医療養護福祉施設(23%)及びレジャーセンター(23%)であった。また、学校の食堂は15%である。
 届出のあったCFTIのうちの61.5%で食品の微生物学的分析検査が実施された。37.5%で検査結果が陽性であった。便培養検査は感染源の46%で実施された。微生物学的検査結果は陽性のものはゼロであった。
 原因病原体が食品で検出されたCFTIは1件のみで、セレウス菌であった。CFTIの9件(69%)では疑いのある病原体が推定され、エンテロウイルス3件(2009年と同じ)、セレウス菌2件、黄色ブドウ球菌2件、サルモネラ属菌1件、嫌気性微生物(特定できず)1件であった。他の3件のCFTIの病原体は不明であった(23%)。
 CFTIの77%で原因食品が疑われた。肉及び肉を主原料とする製品(60%、このうち83%がハンバーグステーキ)及び乳製品(20%)などである。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/content/download/41469/189332/version/11/file/bvs_auvergne_11_2012.pdf
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