食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03630110475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、ニオイヒメホウライタケ(Marasmius scorodonius)のペルオキシダーゼをコードする融合遺伝子を有する遺伝子組換えアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)株由来のペルオキシダーゼ使用許可申請について意見書を公表 |
資料日付 | 2012年7月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は7月17日、ホエー、ダイズを主成分とする飲料、クリーム及びバターの処理に、ニオイヒメホウライタケ(Marasmius scorodonius)のペルオキシダーゼをコードする融合遺伝子を有する遺伝子組換えアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)株由来のペルオキシダーゼの使用許可申請について、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて、2012年4月30日付けで提出した意見書を公表した。 本意見書のペルオキシダーゼは加工助剤として使用するものである。 ペルオキシダーゼは多くの基質を酸化する。したがって、この食品酵素の使用は、処理した食品成分の栄養組成に影響を及ぼす可能性がある。 栄養専門委員会(CES NUT)は、この酵素(加工助剤)によって処理することが見込まれている4つのマトリックス(ホエー、ダイズを主成分とする飲料、クリーム及びバター)のそれぞれについて栄養組成に及ぼすペルオキシダーゼ処理の影響についての情報を提出するよう申請者に要請していた。 申請者は、ホエーが現実的には提案の食品の処理に最も関係していると考えていることから、申請書に記載している4つのマトリックス(ホエー、ダイズを主成分とする飲料、クリーム及びバター)中のホエーのみでしか分析試験を行っていない。 CES NUTは、申請者が提出したデータはペルオキシダーゼで処理する製品に及ぼす漂白の影響を評価するには不十分であると考える。 CES NUTは、申請者が提案する4つのマトリックスのそれぞれについて漂白処理の影響を評価する必要があることを指摘する。また、漂白処理によってすぐに分解することが経験的に知られている。さらに、これらのマトリックス中のカロチノイドの含有量及びミネラルの含有量に関するデータが無いことも指摘する。 バイオテクノロジー専門委員会(CES BIOT)は、ホエー、ダイズを主成分とする飲料、クリーム及びバターの処理にニオイヒメホウライタケ(Marasmius scorodonius)のペルオキシダーゼをコードする融合遺伝子を有する遺伝子組換えアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)株(MOX-54)由来のペルオキシダーゼ使用に関する消費者の健康リスクが無いことについて、申請者が提示した使用条件ではデータが不十分であり、さらに以下の点が不明なので、保証することはできないと考える。 ・生産株不活化プロセスで使用する加工助剤の消費者の暴露計算 ・ダイズを主成分とする飲料、クリーム及びバターの食品酵素(ペルオキシダーゼ及びグルコアミラーゼ)の2つの酵素活性の不活化の証拠 ・確実な資料で裏付けされた、この食品酵素の処理による栄養への影響と成分組成に関するデータ したがって、ANSESはこの申請に否定的意見を付すものである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/Documents/BIOT2011sa0153.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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