食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03630020149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料中のダイオキシン類及びPCB類濃度のモニタリング結果の更新に関する科学的報告書を公表
資料日付 2012年7月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月18日、食品及び飼料中のダイオキシン類及びPCB類濃度のモニタリング結果の更新に関する科学的報告書(2012年7月4日承認、82ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. ダイオキシン類及びポリ塩化ビフェニル類(PCBs)は、ヒトの健康影響に関連している環境残留性物質である。欧州の市場で入手可能な食品及び飼料中のダイオキシン類及びPCB類の存在量がモニタリングされている。ダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類(DL-PCBs)のために計13
,797試料、並びに非ダイオキシン様PCB類(NDL-PCBs)のために計19
,181試料について評価した。これらの試料は、1995年から2010年の間に欧州26か国から提出された。
2. 少なくとも1種類のNDL-PCB指標物が飼料の68.4%及び食品の82.6%で定量された一方で、定量された少なくとも1種類のダイオキシン類及びDL-PCBs同族体がほぼ全ての試料から見いだされた。「うなぎの魚肉」及び「魚介類の肝臓及び肝臓由来製品」は、ダイオキシン類及びPCB類の両方について平均汚染濃度が高かった。ダイオキシン類及びDL-PCBsの濃度は、食品試料の10 %において基準値を超えており、NDL-PCBsの濃度は、食品試料の3%において基準値を超えていた。
3. 地域住民集団(年齢区分と各調査の組合せで決まる)に対応して、ダイオキシン類及びDL-PCBsへの平均暴露量は0.57~2.54pg WHO毒性等量(TEQWHO05)/kg体重/日と推定され、95パーセンタイル値の暴露量は1.2~9.9pg WHO毒性等量/kg体重/日と推定された。NDL-PCB類指標物(訳注:6種類のNDL-PCBの総量)への平均暴露量は4.3~25.7ng/kg体重/日と推定され、95パーセンタイル値の暴露量は7.8~53.7ng/kg体重/日と推定された。魚介類、食肉及び乳製品は、食事を経由した暴露量への寄与が大きい食品群であるとみられた。これらの食品群の相対的な重要度は、消費者の年齢及び国に依存していた。2002~2004年の調査期間から2008~2010年の調査期間の間において、ダイオキシン類及びDL-PCBsへの食事を経由した暴露量の全体的な減少が観察され、各地域住民集団における減少幅は16.6%~79.3%の間と推定された。NDL-PCBsへの食事を経由した暴露量については、小幅の減少が観察された。
4. 分析及び報告の法的要件に完全に準拠することによって、将来の欧州全体のリスク評価が促進される。
 当該報告書に関する報道発表資料は、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/120718.htm

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.15/2012(2012.07.25)P10~11
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2832.pdf
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