食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03620910149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、銅の食事摂取基準の設定に向けた特定の準備研究に関する文献検索及びレビューについて外部委託した科学的報告書を公表
資料日付 2012年6月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月29日、銅(Copper)の食事摂取基準の設定に向けた特定の準備研究に関する文献検索及びレビューについて、フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)に外部委託した科学的報告書(2012年6月13日受理、63ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. この文献検索及びレビューの目的は、銅の食事摂取基準(DRVs)の根拠となりうる1990年以降のデータを特定することであった。
2. 3つのデータベース(Pubmed、Cochrane及びEmbase)を用いて、文献を検索した。関連する文献レビューの参考文献リストを調べることによって、追加の研究例が確認された。さらに、数か国のDRVsに関する報告書及びフランスで公表されたフランス地域住民の銅摂取量に関連する研究1例が検討された。検索によって、標題及び抄録でスクリーニングするための参考文献が計8
,004報に上った。246報の文献が全文評価され、83報が最終的に本レビューの対象になった。
3. 銅の摂取に関連した特異的な健康アウトカム(訳注:結果として起こる健康事象)の不足のため、広い範囲の疾患が本レビューのために検討された。不整脈、がん、関節症、認知機能、呼吸器疾患及び心血管死亡率が検討された。これらの研究から、銅摂取量の影響に関する結論を出すことはできなかった。
4. また、特定された研究は、銅の状態のバイオマーカー並びに銅の代謝及びバイオアベイラビリティ(特に銅の吸収及び排泄)に的を絞ったものである。銅出納を算出した研究例がたまにあったが、糞便及び/又は尿中の銅の損失のみが考慮に入れられており、このため、これらの研究例は偏っている(bias)リスクが高いと判定された。各国住民の代表的な標本における銅摂取量のみを示した研究例が本レビューの対象に含まれた。
5. 健康な住民の代表的な標本の銅摂取量に関するデータは、データや関連する基準及び/又は質の高い研究例が不足しているために平均必要量を推定できない場合において、銅の妥当な摂取量を定める上で実際に役立つ可能性がある。全体的に、当該研究例(訳注:レビュー対象の研究例)の大半は、偏っているリスクが高い又は中程度であり、銅のDRVsの拠り所となりうる科学的根拠は乏しいと思われる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/302e.pdf
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