食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03610670149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「BSEリスク残存の観点からのタローによるヒトと動物のBSEリスク評価」に係るドイツとの科学的考え方の相違点を解決と題する技術報告書を公表
資料日付 2012年6月19日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月19日、「BSEリスク残存の観点からのタロー(牛脂)によるヒトと動物のBSEリスク評価」に係るドイツとの科学的考え方の相違点を解決したとする技術報告書を公表した(4ページ、2012年6月9日承認)。概要は以下のとおり。
 EFSAの生物学的危害(BIOHAZ)に関する科学パネルは2005年4月28日、「BSEリスク残存の観点からのタローによるヒトと動物のBSEリスク評価」に関する意見書を採択した。翌年2月9日、ドイツ連邦リスク評価機関(BfR)及びフリードリッヒ・レフラー研究所(FLI)は、EFSAに対して合同質問書を提出した。指摘事項は以下のとおり。
1.意見及びモデルの構築に関し読者が理解できる正確な文献情報の欠如
2.計算誤りの特定
3.モデルの基礎となった前提
4.意見書の結果に係るリスク管理
この結果、EFSAは、BfR、FLIと共同で意見書の相違点解決の活動を開始した。
 2010年12月9日にBIOHAZパネルが採択した「動物性加工たん白質(PAP)が有するBSEリスクの定量リスク評価書(QRA)の改訂」に関する意見書では、改良されたEFSA QRA PAPモデルを基に意見書が作成された。その結果、
1.透明性及び参考文献に関する課題は、改良モデルでは参考文献の書式の改善によって解決された。
2.EFSA QRAモデルの誤りが特定され、修正された。
3.ドイツの最新データの観点からは、「BSEリスク残存の観点からのタローによるヒトと動物のBSEリスク評価」に関する意見書で、幾つかのモデルの想定(例えば、代用乳量及び検出症例数)で用いられた入力数値は、ドイツの状況と比べて保守的である(訳注:より安全側に立っている)と解釈された。
4.意見書に関するリスク管理上の問題については、EFSAはその立場にないことに同意が得られた。
5.さらに、EFSAの最新の「加工動物たん白質(PAP)が有するBSEリスクの定量リスク評価書(QRA)の改訂」に関する意見書では、従前の「BSEリスク残存の観点からのタローによるヒトと動物のBSEリスク評価」に関する意見書の結果に対して更なる裏付けがなされた。
 よって、BfR/FLI及びEFSAは、これ以上の活動は不要であり、科学的意見書の相違点に関する課題は解決されたと判断した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/301e.pdf
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