食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03610220149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、一部のネオニコチノイド系農薬及びフィプロニルで被覆したとうもろこし種子のみつばち類に対する影響を調べたイタリアの調査事業「APENET」による科学的知見の評価に関する声明を公表
資料日付 2012年6月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月27日、一部のネオニコチノイド系農薬及びフィプロニル(Fipronil)で被覆したとうもろこし種子のみつばち類に対する影響を調べたイタリアの調査事業「APENET」による科学的知見の評価に関する声明(2012年6月25日承認、26ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAは、(1)イタリア当局が資金提供した「APENET」という名称の調査事業において収集した一部のネオニコチノイド系農薬(すなわちチアメトキサム(Thiamethoxam)、クロチアニジン(Clothianidin)及びイミダクロプリド(Imidacloprid))及びフィプロニルに関する科学的知見を評価し、(2)この科学的知見によって、当該有効成分のはち類への影響に関する評価を変える必要があるかどうかを確認するよう欧州委員会(EC)から依頼された。
2. APENETとは、主として(1)はちの衛生状態、(2)チアメトキサム、クロチアニジン、イミダクロプリド及びフィプロニルで被覆したとうもろこし種子の播種時における粉塵の飛散、(3)この粉塵に暴露したはち類への致死的影響、(4) 帰巣行動及び帰巣性への影響を評価する学際的なモニタリング調査事業である。クロチアニジンとはちの病理との間の考えられる相乗作用についても検討された。
3. 2011年のAPENET報告書で報告され、ECが注目した科学的知見をEFSAは特に評価した。全体として、研究デザインのいくつかの不備、根拠書類として添付された統計解析の欠点、及び調査結果報告の不完全性のため、当該科学的知見のすべてについて決定的な結論を出すことができなかった。しかし、この調査事業において、有効成分のチアメトキサム、クロチアニジン、イミダクロプリド及びフィプロニルのはち類への影響に関する評価の変更が必要になる可能性を示唆する、(1)粉塵に暴露したはち類への致死的影響及び亜致死的影響、(2)クロチアニジンと病原体との間の相互作用といった潜在的な懸念が特定された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2792.pdf
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