食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03600520330
タイトル 英国健康保護局(HPA)、最近増加するクリプトスポリジウム症の感染源調査を主導(6月8日付け)
資料日付 2012年6月8日
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概要(記事)  英国健康保護局(HPA)は6月8日、クリプトスポリジウム症の最近の増加が共通の感染源によるものかどうかを検証すべく、引き続き多数の関連機関による調査を主導している旨を公表した。概要は以下のとおり。
 同症感染者の増加が国内で最も多かったのは、引き続きノースイースト、ヨークシャー、ウェストミッドランド及びイーストミッドランドである。6月1日から7日までの間に、これら4地域全体で新たに60人の感染が確認された。これにより5月11日以降の当該地域での感染者は327人となる。昨年同期間(5月11日~6月7日)は82人であった。
 感染者のほとんどは軽度~中等度の症状であった。HPAには先週(6月1日以降)報告された患者が入院したとの情報はない。
 これまでの調査では感染源と思われるものは特定できていない。現時点で、公共水道が関与することを示す証拠はないことを飲料水検査機関は確認した。
 調査チームのメンバーによると、
1.最新の結果は、2012年5月に報告された突然の増加は6月第1週には継続していないことを示している。感染者の大半は5月11日~18日に発病している。増加幅は今年のこの時期の予測よりも大きいが、初夏の時期にクリプトスポリジウム症が増加するのは珍しいことではない。また、5月11日以降の報告症例のすべてが同一感染源によるものであるとも思われない。
2.当初は発病者の大半が成人であったが、先週(2012年6月1日以降)は幼児感染が報告された地域もある。クリプトスポリジウム症は通常、成人よりも幼児が感染しやすいので、先週の事例のほうがより通常の現象に近い。
3.しかしながら、増加のピークが去ったと断言するには早い。今後の増加を警戒し、関係機関と協働して、共通感染源によるものかどうかを検証すべく調査していく。(非感染地域である)他の地域やスコットランドの関係者も協働しており、最近のスコットランドでの感染が、イングランドでの症例増加と関連があるのかどうかを検証していく。
4.調査により共通感染源が特定された場合は、必要に応じて健康に関するさらなる助言を行う。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.12/2012(2012.06.13)P14~15
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康保護局(HPA)
情報源(報道) 英国健康保護局(HPA)
URL http://www.hpa.org.uk/NewsCentre/NationalPressReleases/2012PressReleases/120608Cryptoupdate/
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