食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03590580160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、貝類の監視における動物試験の削減について公表
資料日付 2012年5月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は5月17日、貝類の監視における動物試験の削減について公表した。概要は以下のとおり。
 商業採捕貝類に発生する麻痺性貝毒(PSP)及び親油性毒素の検出を目的とした貝類監視における動物試験を段階的に廃止することは、FSA及び環境漁業水産養殖センター(Cefas)の長年の目標であった。認可された代替試験方法がなかったため、これまではマウスを使った試験が貝類に含まれる諸毒素を検出する最適の方法とされてきた。FSAによると、これは国の公約である動物試験の負担軽減実現への意義ある一里塚である。ヒトが摂取した場合に重篤な疾病を引き起こす可能性のあるPSP及び親油性毒素を貝類監視プログラムで可能な限り効率的に検出することは重要で、マウスに代わる適切な試験方法の法定毒素試験への導入が望まれていた。さらに、政府による藻類毒素試験プログラムにおいて世界で初めて非動物試験を導入することになり、新たな試験方法による分析技術は試験実績を大きく向上させるとしている。
 2006年に英国は欧州で初めて高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を正式に導入し、マウスバイオアッセイ(MBA)試験への依存度を大きく減らした。
 FSAは液体クロマトグラフィー質量分析(LC-MS)の研究開発を公約としていたが、2011年7月に8種の主要貝類に適用され、MBA試験の実施数が大きく減った。この2つの試験方法はさらに精度が高められ他の商業採捕貝類にも適用され、通例の毒素試験で実施される全ての動物試験が完全に非動物試験に代わることになる。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.11/2012(2012.05.30)P11
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2012/may/shellfishtest
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