食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03580240149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分のティーツリー抽出物のリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2012年2月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月13日、農薬有効成分のティーツリー抽出物(Extract from tea tree)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2011年12月16日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. ティーツリー抽出物は、再評価プログラム第4段階にある295物質の1つである。ティーツリー抽出物は2008年12月18日、指令91/414/EECの附属書I(訳注:植物保護製剤への含有を認可された有効成分のリスト)に収載され、法令改正に伴い、規則(EC) No 1107/2009に従って認可されたとみなされている。EFSAは、欧州委員会(EC)が提出した検証報告書素案(Draft review report)に関する見解を2012年12月31日までに出すよう求められている。ECによる検証報告書素案は、指名された報告担当加盟国が評価報告書素案(Draft Assessment Report: DAR)で提示した初期評価の結果として作成された。したがってEFSAは、当該DARのピアレビューを組織した。ピアレビューの結論は本報告書で述べられる。
2. 本報告書の結論は、申請者が提案したばれいしょ、にんじん、ハーブ類、きゅうり、すいか、トマト、とうがらし類及び観賞用作物に対する殺菌剤としてのティーツリー抽出物の代表的用途の評価に基づいて出された。
3. 同定、物理化学的性状、原体規格及び分析法の領域において、優良試験所規範(GLP)に従ったバッチ分析試験で用いられた方法の妥当性を確認するデータ、標識化合物のスペクトル、及び各環境区分における標識化合物の分析法を求めるデータギャップが特定された。製剤の加速試験、長期保存試験及び引火点を求めるデータギャップが特定された。
4. ティーツリー抽出物について、哺乳類細胞のin vitro遺伝子突然変異試験、並びに一日摂取許容量(ADI)、急性参照用量(ARfD)及び許容作業者暴露量(AOEL)といった参照値の算出を可能にする十分な毒性学的知見を求めるデータギャップが特定された。毒性学的試験で使用されたバッチの成分、並びにティーツリー混合物(訳注:製造されたティーツリー抽出物の原体)の不純物及び成分の毒性学的関連性の評価が提示されることが望ましい。毒物動態学、代謝、短期毒性、長期毒性、生殖毒性及び発生毒性に関するデータが完全に欠如していることを考慮して、重要な懸念領域が特定された。
5. 残留物の領域における結論はない。植物中の残留物の性質は不明であり、重要な懸念領域が特定される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2542.pdf
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