食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03571120164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、ピーナッツアレルギーの疾病負荷評価に必要なパラメータに関する文献調査報告書を発表
資料日付 2012年4月24日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は4月23日、ピーナッツアレルギーの疾病負荷評価に必要なパラメータに関する文献調査報告書を発表した。
 ピーナッツアレルギーの症状は軽度な口唇の腫れ、息切れから死亡する可能性があるアナフィラキーショックといった重篤なものまでさまざまである。RIVMはどの要因がピーナッツアレルギーの疾病負荷に影響を与えているか調査した。ピーナッツアレルギー患者数及び生活の質に与える影響に関する最も重要なパラメータが見つかった。疾病負荷は、生活の質の低下に由来する健康喪失と若年死亡率とを組み合わせることで疾病の影響の大きさを測る方法である。
 体系的文献調査は、幾つかの食品由来疾患について疾病負荷を評価することを担った世界保健機関(WHO)の食品由来疾患被害疫学調査グループ(FERG)の枠組みで実施された。調査対象は、汚染物として食品中に存在する寄生虫、細菌、毒性化学物質などを含む病原体である。ピーナッツアレルギーは重篤な症状を引き起こす可能性があるためにこのイニシアチブに含まれている。
ピーナッツアレルギーの有病率:
 欧米諸国では人口の0.5~1.5%がピーナッツアレルギーである。発展途上国の有病率のデータはない。トルコとイスラエルではピーナッツアレルギーは稀なので地理的な差異が存在すると考えられる。
ピーナッツアレルギーによる生活の質の低下:
 アレルギー症状は、ピーナッツアレルギー患者がピーナッツを含む食品を喫食したときにのみ発生する。症状が重篤であったとしても、普通はごく短時間で症状は消える。従って、これらのピーナッツアレルギー症状は疾病負荷に影響しない。ピーナッツアレルギーによる死者の数は非常に少ない。よって、ピーナッツアレルギーによる死者数の疾病負荷への影響は限定的である。ピーナッツアレルギー患者には、例えばピーナッツを含む食品の誤食という不安が常にあるので、その生活の質は低下していると云える。この生活の質の低下は、疾病負荷において重要である。
 報告書(50ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340007002.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340007002.html
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