食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03570120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、提案された食品添加物用途のためにラウロイルアルギニンエチルについて見直した暴露量評価に関する声明を公表
資料日付 2012年4月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月26日、提案された食品添加物用途のためにラウロイルアルギニンエチル(Ethyl lauroyl arginate: LAE)について見直した暴露量評価に関する声明(2012年4月4日承認、14ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAは、欧州委員会(EC)からの要請を受けて、使用条件の中で示された修正使用案に基づく食品添加物用途に由来するLAEに対する小児及び成人の暴露量評価の見直しを行った。修正された推定暴露量は、修正された使用レベル及びEFSAの包括的な欧州食品摂取量データベースからの個別食品の摂取量データを用いて算出されている。
2. 摂取者のみを検討した場合、LAEの予測される食事経由暴露量は、平均値で0.06~0.50mg/kg体重/日、95パーセンタイル値で0.15~0.91mg/kg体重/日である。高齢者(訳注:65歳以上)を除くすべての年齢区分別の母集団における高摂取者(95パーセンタイル値)の暴露量は、一日摂取許容量(ADI)(訳注:0.5mg/kg体重/日)を超えている。LAEに対する食事経由の推定総暴露量に主として寄与しているものは、加熱処理された食肉製品類の食品分類である。
3. 化粧品へのLAEの使用に起因する全身暴露量は、2011年に消費者安全科学委員会(SCCS)(訳注:ECの科学諮問機関)によって約0.0322mg/kg体重/日と算出された。(1) 経口暴露は、すべての遊離代謝物に反応する全身暴露を引き起こすこととし、(2) LAEは、経皮吸収から循環系へ取り込まれることとし、さらに経口暴露後に生成される代謝物と同じ代謝物に迅速かつ完全に変換されると前提した上で、食事経由の暴露量と化粧品に起因する全身暴露量を比較した。
4. 化粧品に起因する全身暴露量は、総母集団の食事由来の推定平均暴露量の最小範囲と近似している。すべての年齢区分別の母集団にとって、化粧品へのLAEの使用に起因して追加される暴露量は、高濃度の食事経由暴露量と比較して微量であると考えられ、また、各年齢区分別の母集団のADI超過に関するステータスを変えるものではない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.9/2012(2012.05.02)P9
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2652.pdf
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