食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03560960475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、除草剤耐性遺伝子組換えダイズFG72の認可について意見書を公表
資料日付 2012年3月12日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は3月12日、欧州規則(EC)No.1829/2003に基づいて、除草剤耐性遺伝子組換えダイズFG72を輸入、加工、食品や飼料に使用するための市場流通認可について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて、2012年1月19日付けで提出した意見書を公表した。
 ダイズFG-72は以下の酵素をコードする遺伝子が導入されている。
 ・Pseudomonas fluorescens由来のhppdPfW336改変遺伝子によってコードされたヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ。この酵素はイソキサフルトール系の除草剤に対する耐性を付与する。
 ・トウモロコシ由来の2mepsps改変遺伝子によってコードされる5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸合成酵素(EPSPS)。この酵素は除草剤グリホサートに対する耐性を付与する。
 形質転換系統は、プラスミド消化で得られた直鎖状DNA断片をコーティングした粒子を、パーティクル・ガン法でダイズ品種「ジャック:Jack」の胚発生カルスに導入して作出したものである。
 成分組成比較分析結果は、ダイズFG72種子の成分組成が対照ダイズや市販品種の組成と同等であることを示している。種子に含まれる主要な形質転換由来生成物の分析がこの分析を補っている。
 肉用鶏にダイズFG72搾りかすを給餌した42日間の飼養試験(栄養試験:l’etude d’alimentarite)では、対照ダイズ搾りかすと異なる栄養特性を示さなかった。
 潜在的毒性評価に関して、提出データは遺伝子組換えダイズFG72の新たなタンパク質の安全性を評価することができるものである。遺伝子組換えダイズの植物全体を使った飼料をラットに給餌した90日間亜慢性毒性試験では、遺伝子組換えダイズFG72の搾りかす摂取による毒性を示さなかった。
 結論として、提出されたデータから遺伝子組換えダイズFG72の摂取による健康上の安全性が従来型対照ダイズの安全性よりも小さいとは証明されなかった。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/Documents/BIOT2011sa0285.pdf
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