食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03550280149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分の植物油類/ちょうじ油のリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2012年1月17日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月17日、農薬有効成分の植物油類/ちょうじ油(Plant oils/clove oil)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2011年12月16日承認)を公表した。概要は以下のとおり。
1. ちょうじ油は、再評価プログラム第4段階にある295物質の1つである。ちょうじ油は2009年9月1日、指令91/414/EECの附属書I(訳注:植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリスト)に収載され、法令改正に伴い、規則(EC) No 1107/2009に従って認可されたとみなされている。EFSAは、欧州委員会(EC)が提出した検証報告書素案(Draft review report)に関する見解を2012年12月31日までに出すよう求められている。ECによる検証報告書素案は、報告担当加盟国が評価報告書素案(Draft Assessment Report: DAR)で提示した初期評価の結果として作成された。したがってEFSAは、当該DARのピアレビューを組織した。ピアレビューの結論は本報告書で述べられる。
2. 本報告書の結論は、申請者が提案したりんご、なし及びももの収穫後に施設内で灌注処理(drench)する殺真菌剤及び殺細菌剤としてのちょうじ油の代表的用途の評価に基づいて出された。
3. 物理化学的性状及び分析方法のセクションで、データギャップが特定された。
4. 哺乳動物毒性のセクションで、2つのデータギャップが特定された。ひとつ目は、オイゲノール(Eugenol)の急性吸入試験、ふたつ目は代表的な原体規格に適合するちょうじ油の毒性学的プロファイルの評価についてである。この関連で、2つの重要な懸念領域が特定された。(1)毒性学的試験で使用された試料が原体規格に適合するものであることを証明できなかったこと、及び(2)ちょうじ油の参照値を算定できなかったことである。この結果、農薬施用者及び農場作業者のリスク評価を行うことができなかった。
5. 利用可能な知見及びちょうじ油の毒性学的参照値の欠如に基づき、消費者リスクの評価を行うことができなかった。
6. 利用可能なデータに基づき、オイゲノールの参照値が算定された。ラット及びウサギを用いた発生毒性試験における母体毒性の無毒性量(NOAEL)に安全係数100を適用して、一日摂取許容量(ADI)及び許容作業者暴露量(AOEL)は1.0mg/kg体重/日である。急性参照用量(ARfD)は不要と考えられた。利用可能なデータに基づき、ちょうじ油について参照量を設定することはできなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2506.pdf
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